１7年/8万5千人が見た稲田コーチのブログ　 : 2008年10月

2008年10月

次の10件

2008年10月31日09:56

カテゴリ: 稲田コーチ

「もう一度生まれ変わってもこの会社に就職したい」学生達の感性に学ぶ?

☆「オンリーワン・ナンバーワンが目標です。」

　「もう一度生まれ変わってもまたモルテンに就職したい」社員全員にそう思ってもらうことが僕の目標です。

　　　　　　　　　　　　株式会社モルテン　民秋史也社長

学生：「もう一度生まれ変わっても・・・」・・この言葉を聞いて・・・「この会社に就職したい！！」と思わず口に出してしまいました。

　人は出会いのより人生が変わることが多々あります。

世界的ビジョンを持つ民秋社長のような素晴らしい方と直接お会いし、そのお話を聞けることはこの学生にとっては一生の財産となったことでしょう・・・。

民秋社長には私も今でもとても感謝しているんです。

　数年前に練習環境が整わない子供（指導者がいない、練習場所がないなど）
にバスケットボールを教える場を作りました。

　その際、私はモルテンの民秋社長あてに、便箋４枚ぐらいに、今の子供達がおかれている現状や想いを綴った手紙を送りました。

　

そして、なんと民秋社長はその想いに応えてくださいました・・・。

ボールなど用具を提供してくださったんです。

うれしかったですねー・・・。

　そのチームから　県を代表する選手が何人も輩出されました・・・。

誰もやったことのない試みだったんですが、あの時のあのボールがあったから選手が

育ったと想います。

このようなエピソードがありました。

　今回こうして話題になるのも何かの縁ですねー・・・。

今回も学生のインタビューに応じていただいたこの器量の大きさに感銘を受けます。

　偽善や偽装が横行する社会の中で、目にみえない（表に出ない）ところでなされる

善行はいつまでも人の心を掴んで離しません・・・。

これこそ企業文化として人々に愛される・・・・世界的な企業の企業たる所以だと感じました。

　民秋社長のどんな時でも、誰にたいしても注がれる裏表のない愛情を見習いたいと思います。

　

2008年10月30日09:50

カテゴリ: 稲田コーチ

『社長の半生　オレ反省　社長の考えいただきます』?学生達の感性に学ぶ

<この本　本当に素晴らしい本です。
純粋そのもの・・・作為的なものが感じられません。
　是非お求めください。
学生達の感性が伝わります。
そして感動が伝わります。

　

その中から社長さん達の言葉・・・学生達それをどう感じたかを何回かに分けて綴りたいと思います。

社長の言葉

☆「辛いことでも積み重ねると必ず自分に返ってくる」「小さなことでも積み重ねることが大事である」
　　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社　やまだ屋　中村社長

学生の感性
　・・・「私自身もこの活動においてくじけそうになったとき、中村社長の言葉を思い出して本の出版に全力を傾けようと決心しました。」

☆「いい会社にしたい」・・・流れ星の話・・・流れ星に願いを言うとそれが叶うという・・・しかし流れ星は０．３秒ぐらいしか見えない・・・
だとすれば、いつもいいつも願っていないことは、流れ星が出た時、とっさに言葉がでてこない・・・。
　・・・だからいつもいつも願っていることが大事。
「いい会社にしたい」・・・・いつもそう願っています。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　オタフクソース株式会社　佐々木社長

・・・流れ星の話は本を作っている自分にとって忘れられないお話になりました。
本を作る作業はいつも順風満帆なわけではなく、時に苦しくつらい時もありました。
そんな時、この話を思い出すことで力を得ることができました。
　流れ星に願う想い・・・今なら私も「すべての人にとっていい本にしたい」と言えます・・・・。

☆失敗を恐れず挑戦し続ける・・・
自分の夢を叶えるためには１０年必要・・・「１０年カレンダー」に１０年後の夢や１年ごとの目標を明確に記入し、日々その目標に向けて挑戦していくための行動計画表。
　　　　　　　　　　　　　　　　株式会社　ポプラ　目黒代表取締役会長

感性
「本を出版する」この目標に向かい、メンバー個人が何をしなければならないか、具体的にすることができました。
　私はリーダーに必要な「統率力」を磨いていこうと想います。
そして会長のおっしゃられた「能力×時間＝力」を実践していこうと思いました。

ＦＣＡのカリキュラムで大事にしていることのひとつに「行動する」ということがあります。

学生達から「行動する」ことの大切さ・・・行動した後に身につくこと・・学ぶことの大切さを教えられます。

学生達が２年前、何も行動を起さなかったら、今はなかったでしょう・・・。

行動の結果得られたもの・・・それが彼らのかけがえのない宝（財産）として一生残ることでしょう・・・。

続く・・・。

2008年10月29日11:04

カテゴリ: 稲田コーチ

「社長の半生　オレ反省　社長の考え方いただきます。」２年半かけてついに完成しました・・大学生の夢の跡。①

一通の手紙が届きました。

・・・前略・・・・『稲田様とお会いしてから２年半が経ちます。

稲田様とお会いしたときの私はなかなか前に進めずにいました。

しかし、稲田様のお話を一ヶ月間聞くことによって自分に自信が持て、サクセスストーリー（広島経済大学興動館・・・学生達が社会に出る前に「人間力」を養う目的でスタートした学内プロジェクト）を始めることが出来ました。

　始めてからは何回も悩むことがあり、自分の立ち位置や何をすべきなのかを見つけることがなかなかできませんでした。

　時折、稲田様にもメールを送りましたが、稲田様の助言により、自分がすべきことを見つけることができ本当に感謝しています。

　２年と半年で出来た集大成の本「社長の半生　オレの反省　社長の考え方いただきます。」是非、拝読お願いします。

　まだまだ足りないところがありますが、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します・・・・・。』

この手紙とこの本を見た時・・・
嬉しさがこみ上げて涙が出てきました・・・。
彼らはついにやりとげたんだ・・・。
本当によくやった・・・素晴らしい・・・。
心からおめでとうと言ってあげたい・・・。
学生達の気持ちに真摯にインタビューに答えて下さった企業の社長様にも心からお礼を申し上げたい気持ちです。

そもそも広島経済大学とのセッティングをしてくれたのが、ＮＨＫのやり手プロデューサーだったんです。

　私がＮＨＫの取材を受けた時、そのプロデューサーにとっては初仕事だったんです。
　テーマは小さな小学生チームを全国大会（ミニバス）に率いた軌跡を題材にしたものだったんです。
　取材をするプロデューサーが取材中に感動で涙を流されるんです・・・。

この姿を見た時に、この人は大きくなるなー・・・そう感じました。
（この話題は別の機会で・・・）

その後も社の信頼を得て、次々とＨＩＴを飛ばしていた矢先に、ある日電話がありました。

　「稲田さんにご紹介したいところがあります・・・広島経済大学でおもしろい試みがありまして・・・社会に出る前に学生達に「人間力」をつけようということで発足した「興動館」という学内プロジェクトがあります。

　非常に面白い試みに稲田さんのアイデア・企画が加われば何かできるんじゃないかと思いまして・・・。」

・・その後、そのディレクターといっしょに興動館を訪れ、ある大学生のチームを紹介されました。

・・・・それが今回出版に至ったサクセスストーリー出版プロジェクト（旧　ワンナップ）だったんです。

そこで学生達といろんな話をする中で、次のような話をしました。

「私がやりたいと思ってもできないことで、みなさんだったらできることがあります・・・。

　それは、社長さん達に直接インタビューし、自分達が聞きたいこと・・・社長の生き様やドラマ・・・を聞くこと・・・そしてそれをまとめて本にして出版すること・・・。

　中堅以上の企業に就職すると、自分の会社の社長と話ができる機会すらほとんどありません・・・本当に残念でもったいないことです。

　しかし学生の今だからこそそれができるんです。」

・・・そんな話をしました。

実はそこには一石六鳥の私の狙いがありました。

○学生達が企業のトップの考え方や行動、経験体験に触れることにより何かを感じ、何かを掴むこと（気づくこと）

○自分達が就職したい企業とはどんな企業なのか・・・このことを真剣に考えるきっかけになること。

○出版するというひとつの目標に向かい、個人やチームとの関わりや役割を考え行動する・・・つまり社会人になった時に必要な要素を身につけること。

○「興動館」の取り組みについて、広島経済大学の学生は「人間力」を養うためにこのような活動をしているんです・・・と企業にアピールすること。
　将来的には就職率ＵＰにつながることになります。（求められている人材になる）
出版ということで大学にとっても広報の意味もでてきます。

○企業側からしても経営者の生の声を学生に届けることができ、リクルート活動（企業のＰＲ）に最高のパフォーマンスができます。

○読者に大学生が飛び込み取材をした感動が伝わる

そこに関わる全ての人がみなハッピーなプランだったんです。

当時はその意図を多くを語りませんでした・・・。

なぜならそれは学生達が自ら掴むことだからです。
　

当時の様子は先の手紙に書いてくれた通り、チームが分裂しそうになったり・・・
目標を失いそうになったり・・・・
本当にできるのか不安になったり・・・・

しかし・・・

「自分のすべきことが見つかりました・・・」

ついに彼らはやりとげました・・・・。

学生時代にこんな経験ができることって本当にすばらしいことだと思います。

少しでも彼らと関われたことを心から嬉しく思います。

今度会うときには大いに語ろう！
君達には無限の可能性がある・・・。

2008年10月28日12:33

カテゴリ: 稲田コーチ

「正しい知識を正しく伝えたい」ＮＰＯ法人つくしクローバー会代表理事松尾眞美子さんからの感動のメッセージ

「精神障害者の自立と社会参加をすすめる」を目的に活動されているＮＰＯ法人つくしクローバー会という会があります。

　こちらの代表理事であります松尾眞美子さんにお話を聞かせていただきました。
（詳細（インタビュー内容）は別途ＨＰに掲載いたします）

「正しい知識を正しく伝えたい」そう熱心に語る松尾さん。
松尾さんのおっしゃる「正しい知識」とはいったいどういうことなんでしょうか・・そこのところを聞いてみました。

『精神障害といっても、アスペルガー（高機能障害）、発達障害、統合失調症・・・など様々なケースがあります。

これらの障害は誰にでも起こりうることなんです。

　会の活動の拠点でもあります「つくしピア」設立時に、地元から大反対が巻き起こりました。

反対の理由は「精神障害者」に対する偏見と誤った知識から、「こわいもの」との根強い認識がありました。

その時、発起人であり初代代表理事の坂井さんが
自分の息子さんをつれて一軒一軒回られました・・・「この子のような子が通う施設です・・・」と。
（その息子さんは一流企業に勤めていましたが、突然障害を負ってしまったようです）

・・・まさに鬼気迫る説得です・・・。

　・・・この姿を見た反対者の方々が今度は応援にまわってくださいました。

そして活動の拠点を得ることができたんです。

　実は私の息子も発達障害なんです。

こんなエピソードがありました。

　ある日息子に、妹が「お兄ちゃん・・・お兄ちゃんが今までに楽しかったこと、嬉しかったことなんてなかったんじゃないの・・・？」・・その言葉にお兄ちゃんはこう答えたそうです。

　「○子が生まれたこと・・・」　（○子とは妹さんのこと）

・・・その言葉に○子はおにいちゃんを受け入れるようになったんです・・・家族の絆が深まった瞬間でした・・・・。

　それ以来○子がお友達を連れてきてもいっしょにごはんを食べたりするようになりました・・・。

　息子はちゃんと仕事もできるようになりました・・・。

「精神障害」に対する偏見や差別を失くし、雇用の機会を増やしていきい・・・正しい知識を正しく伝えたい・・・・そのためにこれからも頑張っていきたい・・・・』

そう熱く語られる松尾さん・・・その言葉にはとても重みがあり同時に希望がありました。

そんな松尾さん

今熱心にＦＣＡでＩ式コーチングを学んでいただいています。
そのきっかけをお伺いしました。

『人は生きていく上でいろいろな悩みや苦しみ、不安を抱えていくことは誰にでもあると思いますが、特にクローバー会に参加してくださっているような心優しい方々にとっては、重大かつ深刻なことであることが多いかもしれません。

そんな心の負担が少しでも軽くなるいように、私も微力ながら一緒に考え、将来の希望が感じられるようにお手伝いできたらと考えています。

　その為には、余裕のある心と、知識と経験が必要だと思い、新しい勉強を始めました。』・・・そう話していただけました。

・・・全てに松尾さんのお人柄と思いがこもっていることに感動します。

ところで、近々　つくしクローバー会が参加されるイベントがあるとのことです。

会のみなさん（作業所のみなさんなど）が丹精こめて作った品々が展示・販売されます。
　ハーブティーなどおいしくて香が抜群・・・

是非皆様に足を運んでいただきたいと思います。

■「西日本新聞暮らしの文化祭２００８」

■日時：１１月４日（火）５日（水）１０：３０～１６：００
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（入場は１５：３０まで）

■場所：アクロス福岡２Ｆ　第１・第２会場
　　　（福岡市中央区天神１－１－１）

■入場料　無料

松尾さんにエールを送るとともにわたしもできるかぎりのご協力をしたいと思います。

2008年10月27日09:15

カテゴリ: 稲田コーチ; 湘南高校バスケ物語

２時間で上達・・・子供にコーチする５つのポイント。素直な子供達にバスケのクリニックをしてきました。

宗像市にある赤間の小学生のチーム（女の子）のバスケクリニックに行ってきました。
　きっかけは、スーパー５年生　さくらちゃん。
名前もかわいいですが・・・実物もかわいい子ですよー。
昨日も久しぶりに会い、頭をぐちゃぐうちゃに撫で回しました・・・（笑）
　そのさくらちゃん　いつも一生懸命でひたむきにボールを追いかける子、根性もあります。
　一方チームメイトをおもいやる気持ちも持ち合わせています。
・・・プレーも意外性があり、ホント面白い子なんです。
　これからがとても楽しみな子です・・・。

ご両親も熱心で完全にバスケの魅力にはまってます・・・（笑）

そのさくらちゃんとかわいいゆかいな仲間達（３年生ー６年生まで）が集まってくれました。
　いつもは高校生を教えていますので、小学生を教えるときには表情が緩みっぱなしです・・・（笑）

　主にシュート練習を中心に行いました。

最初はみんなシュートフォームがばらばらでシュートがなかなか入りませんでした。

　ひとつづつ教えていきました。

ひざをしっかり曲げて・・・

手はウサギの耳を作ろう・・・

ボードの上の黒いところをおもいっきりねらって・・・

・・・そうするとシュートがどんどん入るようになりました。

　お父さんやお母さんもリバウンドをしてくださいました・・・。

あれっ？・・・声が聞こえないなー・・・

　声を出した子にパスしよう・・・そうすると・・・。

「はい！　はい！　はい！！　はい！！！・・・」と声が聞こえるようになりました。

小学生にコーチするというのは私の原点でありその時の気持ちを思い出させてくれます。

☆子供達に対する愛情をもつこと。

☆ほめること。・・・子供をのせるように・・・もっと喜ぶように・・・もっともっと楽しくなるように・・・。

☆わかりやすくポイントを教えること。・・・・シュートフォームはうさぎの耳などのたとえ・・・
瞬発力を養うために・・・仮想・・これから５００円玉を投げます・・・取ったらあげます・・・・「よーい」・・・そうそう・・その構え・・・そのひざがシュートやドリブルのときのひざ・・・。

☆楽しく、しかしいつのまにかしっかり基礎が身についているような練習メニューの工夫。

☆将来的なビジョンから逆算し、今必要な練習（今身につけておく必要なこと）を取り入れる。

　例えば、これから強くて背が高いチームと対戦しても、高い軌道のシュートを練習しておけば大丈夫・・・ゴールデンエイジの小学生には神経系（この時期しか発達しない）を鍛える練習・・・・もっといえば、大きな角度で見てあげて、バスケ以外のスポーツでも活躍できるような練習メニューなど。

　この５つの考え方はＦＣＡのスクールでの大人にもあてはまることなんです。

生徒さんに愛情を傾け・・・聴く・問いかける・褒める、認める・・・授業内容を楽しく解りやすく・・・具体的で自然に身につき、実践の場で使えるようになる・・・・将来的なビジョンから逆算し、今必要なことを気づき、学んでいただき
自分らしく　夢や目標に近づくような生き方を演出していただく・・・。
　一方　現実的にも強くたくましく・・。

赤間のかわいいモー娘達がまたまた私の原点をおもいおこさせてくれました。

（現場と実践がとても大切ですね。つくづくそう思います。）

また行きますね。

・・・今回写真が撮れなくて残念です。・・・次回は必ず・・・。

2008年10月25日16:01

カテゴリ: 稲田コーチ

「景気が悪い・・あれが悪い・・これが悪い・・」・・・だからこそ！！この気持ちが大切

ニュースを見ても新聞を読んでも、人が話せば、景気が悪い話ばかり・・・

株価が下落・・・円高が進み輸出企業が○○億の損失・・・企業の倒産・・・雇用の悪化・・・世界金融恐慌の恐れ・・・等。

・・これからいったいどうなってしまうのだろう・・・？

そう心に不安を抱いた方も多いかと思います。

　マスメディアも一層不安をあおるような風潮があります。

その時の心の動きを冷静に見てますと「ワ～ッ」と不安の雲が一瞬に心を覆うような感じになりませんか？

　不安感・・・焦燥感（あせり）・・・戸惑い（迷い）・・・絶望感・・・など。

もしこのような気持ちを１万人・・１０万人・・１００万人・・・１０００万人・・・一億人が抱いたら・・・。

そう思うと恐ろしくなります。

　買い控えが起こり・・・ますます不況になります。

・・・まるで　どこかの大きな力で操作されたように・・・。

　
　過去において日本は多くの苦難を乗り越えて、現在の繁栄を手にしました。

例えば、戦時中、広島・長崎に原爆が落とされ、その後３０年間は草木も生えないといわれた絶望の淵であった両地も見事に復興をとげました。

　
関東大震災・・・阪神淡路大震災・・・など天災の被害からも復興をとげております。

オイルショックの恐慌後も復活しています。

過去を振り返ると、日本自身に何が起ころうと、それを乗り越えてきた・・・乗り越える底力がありその経験があるということです。

それを考えると、今回の一連の騒動についても、何が起ころうと必ず乗り越えることができるということが言えないでしょうか。

私はそう信じています。（楽観すぎますかね？（笑））

　実際、多くの方が不安に襲われている状況の中でも、円高だからこそビジネスチャンスなんだ・・・だからこそ輸入依存から国内生産（需給率）を上げるチャンスなんだ・・・など、「だからこそ」と考え、行動する人たちがいるということです。

過去の経験から自信を取り戻します。

「だからこそ」の逆転の発想が勇気を呼び起こすものだと思います。

人も国もいっしょだと思います。

2008年10月24日10:48

カテゴリ: 稲田コーチ

「もう限界・・・あの上司の下ではやっていけません」・・「えっ・・うそー・・やる気が出てきました・・」気づく瞬間を演出。

原ボーのあさがおの種のようにこのブログが広がればいいなー　・・・そう書いてからこのブログを読んでくださる方が急激に増えました。

あさがおの種から急に芽が出た感じです。

　お会いしたことがない方からメールをいただいたり・・・。
・・・全く不思議なことです。
（最近は特に不思議づいてますねー（笑））

その時その時により「その言葉」が必要な方がいらっしゃり・・・何かのヒントになられた方が「このブログ読んだらいいいよ」と周りにご紹介いただいてるようです。

間接的な人助け・・・でしょうか。・・・それにしてもありがたいことです。　

自分ではなんとも思わない（興味がない）ことでも、その時その時の状況でその言葉が必要と思われる方がいらっしゃいます。

　このブログの種が広がり少しでも多くの方が芽が出て花が咲いたら最高ですね。

話を変えまして、冒頭の「もう限界・・・あの上司の下ではやっていけません」ある女性な方のお言葉でした。

上司と全く考えが合わず、ここ１年相当なストレス（負荷）がかかっていたようです。
・・・まさしく　「限界」が近いという感じでした。

（・・・今回与えられた時間は４０分・・・いけるかなー・・と思いながらも臨みました）

　お話した感じでは性格も明るく、行動派のアイデア豊富な方・・・とても魅力ある方でした。

・・・ではこんな方がどうして？・・・そう思ってしまいますが、

やはり「相性」というものがあります。

　自分の対角線上には自分と全く合わない人がいます。

考え方、行動、やることなすこと全て・・・意見の衝突もしょっちゅう・・。

これがまた自分に与える影響が大きいんですね。（気になってしょうがない）

腹が立つ・・・怒りがおさまらない・・・ストレスがたまる・・・やる気がおこらない・・・誰かに愚痴を聞いてもらいたい・・・などなど。

一方、ふと右・左を見ると、自分とものすごく相性の合う人がいます。

考え方、行動、やることなすこと全て・・・。自分の良き理解者が存在します。

　それがどうしても対角線上の「相性」の合わない人の方に気持ちが向いてしまいます。
・・・そうすると気持ちがネガティブ（マイナス）なものになり行動もそれに伴います。

まずは、身近（右・左）にいる自分と相性のいいよき理解者に気持ちを向けることです。
・・・そうすると気持ちがポジティブ（プラス）なものになり、行動もそれに伴います。

　よき理解者は愚痴をきくことが役目ではありません。

自分をプラスにプラスにもっていってくれる存在なのです。

その認識が大切だと思います。

　そして、「相性」の悪い人がいることを認識し、決して感情的にならず、「そういう人なんだ・・・」と自分に言い聞かせるように、たんたんとすることです。
（コミュニケーションスキルだけを使う（この場合「心」を使わない））

話を戻しますと、ある２つの問いかけをしました。

　「その上司には転勤がないのですか？」

　「次に来る上司があなたと相性の会う上司だったらあなたはどうなりますか？」

「そうか・・・そんなこと考えませんでした・・・そうだそうだ・・」と自分で何か気づかれたようです。

　もうひとつある「魔法の言葉」をかけたところ・・・

「す～ご～い・・・え～・・すご～い・・・これってコーチングなんですか？・・・やる気が出てきましたー　頑張ります！！」

・・・ご自身で気づいたことで、「す～ご～い」と自分に感動してらっしゃるようでした。

　その後元気になって次の仕事に向かわれました。

よかった　よかった・・。

人には自分で答えを見つける力がありますね。

　

2008年10月23日10:10

カテゴリ: 稲田コーチ

「どうすればもっと自分が輝けるのか具体的にわかりとてもスッキリとした気持ちです」公開セミナー「愛される女性の会話術　３」がありました。

先月から３回シリーズで行っている「愛される女性の会話術」シリーズ第３弾が昨日ありました。

第１回・２回はどちらかというと表面的な対人関係のスキルでした。

人は誰しも「愛されたい」と思うものです。

「どうしたら愛されるのか？・・・」

参加のみなさん興味津々です・・。

何か魔法の言葉でも存在するのかなー・・・秘訣があるのかなー・・・

そんな状況に感じました。

　しかし、愛される前に普段人は無意識のうちに　「嫌われる」または嫌悪感や不快感を持たれることを行ってしまっています。

　まずそのことに気づくことが大切です。

例えば、いつも眉間にしわを寄せている・・・（笑顔がない）・・・人を近づけないオーラを出している・・・無愛想・・・言葉にとげがある・・・マイナス思考・・・
あまのじゃく（人の話に必ず反論する）・・・やさしさが感じられない・・・腰が重い（動かない・行動しない）・・・挙げればきりがないです。

その中でも特に日常のコミュニケーションの中で知らず知らずに陥っているのが「人の話を聞かない」ということです。

　みなさんの周りにいる人の話を聞かない人の特徴を上げてください・・・・そう聞きますと、自分勝手、自分の言いたいことだけを言う・・・人の話をさえぎる（最後まで聞かない）・・・話題をすぐに変える（自分の興味ないことだと）・・・携帯をいじったり興味なさそうにする・・・心ここにあらずって感じ・・・聞いてるのか聞いてないのかわからない・・・・その他。

　こんな人どう思いますか？

　「あまりよく思わない・・・はっきり言うと嫌いです・・・・」

人の話を聞かないとこのように嫌われちゃうんです。（不快感・嫌悪感）

ですから、愛されるために最初に必要なことは「話を聞く」ことから始まります。

　「聞く」・・・聞き方にもスキルと段階がありまして・・・ここでは割愛します。

そして、愛されるための話し方・・・「問いかけるスキル」や「ほめるスキル」のポイントを学んでいただきました。

そして今回はいよいよ内面的なことを学んでいただきました。

ずばり「自己実現度」です。

　自分自身の現状を星型で見ていただき、その形で自分の長所や課題が見つかります。

今回参加いただいた方から
「どうすればもっと自分が輝けるのか具体的にわかりとてもスッキリとした気持ちです」・・・そう感想を言っていただきました。

愛されるための会話のはずが、行き着くところ内面（精神性）と表現（表面上のスキル）のバランスが重要ということになります。

　愛されるためには「自分をしっかり磨き・・・表現する」

こういうことが実に大切になります。

2008年10月22日10:12

カテゴリ: 稲田コーチ

フェンシング銀メダル太田選手の支援で脚光を浴びた「やまや」さんに研修で行ってきました。

フェンシング日本人初の銀メダリスト太田選手を支援したことで一躍脚光を浴びた「めんたいこ」の『やまや』さんにスーパーバイザー・マネージャー研修に行ってきました。

フェンシングという当時はマイナーな地味と思えるような競技に真剣に取り組む太田選手を支援し、ドイツ留学を支えたのが、なんと福岡の企業・・・めんたいこのやまやさん・・・この話を耳にした時に、なんと素晴らしい会社なんだ・・と正直思いました。

　利益優先で考えたら・・・投資効果は薄く、企業への宣伝効果やメリットが全く見込めない状況の中で、陰ながら支えたそのお姿に感銘を受けます。

　さらに、太田選手が北京オリンピックで日本人初の銀メダルを獲得した後も、「うちが支援しましたー」ということをほとんどおっしゃられない・・・この謙虚なお姿にも感服いたしました。

　ますますもって「やまやさん」に興味をいだいていきました。

そんな矢先に私の知人の紹介で今回、研修をさせていただくことになりました。

（詳細はインタビュー記事としてＨＰに掲載させていただきます。）

・・・こんな展開がまっているとは・・・いつもながら驚きです。

株式会社やまやの食卓　左からスーパーバイザー　渡邊様　　店舗統括マネージャー　西様　　スーパーバイザー山口様　

今回は、スーパーバイザーという要職の研修でしたが、みなさんやはりとても意識が高かったですねー。

　「お客様に喜んでいただけるにはどうしたらいいか」を真剣に考えていらっしゃいます。
　「いいお店作り」に対しても同様です。
　スタッフに対してとても大切になさろうとするお姿がビンビン伝わってきました。

「やまや」さんの根底にこのような素晴らしい社風、風土があり、脈々と受け継がれているんだなー　と感心しきり。

　株式会社やまやの食卓　出口社長と。

出口社長もとてもバイタリティーがあり、お客様を思い、会社を思い、社員やスタッフを思う素晴らしい人格者でいらっしゃいました。

いいもの・おいしいもの・ほんものを作るためには、その企業の一人一人の思い・・その思いの集約された会社の風土・・・・いいもの、おいしいものを食べていただこうという精神性の高さやプロ意識・・・このようなことが必要なんだということをあらためて感じることができました。

2008年10月21日09:00

カテゴリ: 稲田コーチ

「仲が悪ければほめても逆効果」　Ｊ○西が上司と部下の関係を研究の記事に思う。

仲が悪ければほめても逆効果　Ｊ○西が上司と部下の関係を研究　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　10月20日産経新聞記事より

≪記事内容（要旨）≫

「上司と部下の関係が悪化していれば、上司にほめられても部下の責任感は低下する」などとする結果が出たことが２０日、わかった。

（乗客１０６人が死亡したＪ○福知山線脱線事故を受けてＪ○西日本が行った人的要因が安全に与える影響についての研究より）

　この一環で、「効果的なほめ方、しかり方」について、運転士や管理職計５３０人にアンケートなどを実施。

部下が工夫した点を上司が評価した場合は業務への責任感が上昇するが、評価しなかったときは責任感が低下することがわかった。

ただ、上司との関係が悪ければ、責任感が低下するという結果も出ており、「上司と部下の関係が良好な状態を保ったうえでほめることが重要」（同研究所）としている。

　Ｊ○西は「現場の業務に反映させたい」としている。

　
１０６人という大きな犠牲の上に・・・こんなことがやっとわかったんですかと言いたくなるような実にお粗末な結果です。

　しかしこの事故を教訓とするならば、上司と部下のコミュニケーションが取れていないとこのような事故（大惨事）につながる可能性があることを認識しておくことが必要だと思います。

たかがコミュニケーション・・・されどコミュニケーション・・・。

コミュニケーションのとり方で人を活かすも活かさないこともできるということです。

　おそらくこの後、「効果的なほめ方、しかり方」についてというマニュアルが配られたり研修がなされたりするのでしょうが・・・「効果的」とうたう時点でもう結果が予想されます。

「ほめる」「しかる」はそもそもその人による人間性（精神性）がそのまま自然に出ることであって、いくら表面上のスキル（効果的といわれる手法）を用いても全く意味がありません。

　相手がどう感じるかが大切なんです。（時間がかかる場合もあります）

「ほめる」前には部下との信頼関係が必要です。

信頼を寄せられるような人間性も必要です。

その上で、「ほめる」にも５つの段階があることを私は提唱しています。

　それでもってはじめて「ほめる」意味が出てきます。
（この時点のことを効果的というのなら賛成です）

また、「叱る」には上司の方に愛情が不可欠です。

部下を育てるという愛情です。

★部下の幸せのために上司はいる　
　　　　　　　　　　　和田富夫　液晶開発者　　ＮＨＫ・プロジェクトＸより
　
★会社を支えるのは人だ。人を大切にせずして何をしようというのか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　出光佐三

　しかし、その前に部下に対する道徳教育が必要だと思います。

例えば、「なんのために・・・誰のために仕事をするのか・・・？」このような根本的な道徳教育です。
（是非　自己実現度を学んでいただきたいのですが・・・それはおいといて・・）

　それがなければ、上司は部下に気を使いすぎて、叱ることができなくなります。

部下側が上司の思いを咀嚼（そしゃく）できずに、結果的に「うぜーやつだ・・」と思われるのがおちです。

　そうすると、部下からの評判が悪いということで　その上司の会社での評価が下がる・・
そうなるとあたらずさわらずのなーなーで部下と接するようになる・・・。

　当然この部下は成長しません・・・。

いつか自分が上司になったときに苦しむことになるでしょう・・・。

このような人間関係の負の連鎖が企業力を弱める一因になっていると思います。

★★　１００％を伝えるためには、１００％の思いを込めて話をする。しかし、実際にはその程度の思いでもあかんのやな。
思いがまだ足りんわけや。
部下に伝わっていくうちに、しまいには１０％ほどになってしまうよ。
１００％を部下の人たちに伝えようとするならば、
責任者は１０００％の思いを込めないといかん　　　　　　　　　　　　松下幸之助

「怒る」ことをぐっとこらえて・・・やさしく言うことが「叱る」ということではないんです。

相手の将来を考えて愛情こめて導くことが「叱る」ことだと思います。

　それが　大声で怒鳴ることになっても私はＯＫだと思います。

大切なのはその人の未来ですから・・・。

次の10件

2008年10月

稲田 昇（いなだ の...

稲田昇（いなだの...