１7年/8万5千人が見た稲田コーチのブログ　 : 2015年03月

2015年03月

2015年03月30日09:45

カテゴリ: 【ＩＭＣコーチングスクール】福岡・東京・全国各地へ

【スクール】「人の言葉に翻弄（ほんろう）され、自分を失っていました。美智子さん（仮称）の言葉より」

【スクール】「先週末の授業は涙涙のレッスンになりました」

様々な印象に残る涙のシーンがありました。

美智子さん（仮称）は人の言葉に翻弄（ほんろう）され、自分を失っていました。

「自分はやさしくない」
と思われていました。

そこでいろんなエピソードを聴いていきますと、「自分のことは置いといても人のために」という言わば「自己犠牲」の愛のある話が聞こえてきました。

美智子さんは本来「愛」のある方だったのです。
「愛」ある人が「自分には愛がない」と思い込んでしまうところに苦しさの原因があったと察しました。

「苦しかったですね」

この言葉に美智子さんの涙をせき止めていたものが外され、涙がとめどなく流れ落ちました。

人がいいばかりに人の意見に耳を傾け過ぎて
自分を見失う結果に。

見失った自分の姿を、「自分」だと思っていたところに

いろんなこと（現実）がもつれていく原因があったようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分のことって一番わかっているようでわかっていないものですね。

美智子さんも　自分の言葉なのに・・
自分の言葉でないような・・（笑）
しかしあきらかに自分の言葉・・

自分には愛があった・・

そんな大きな気づきがあったようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

美智子さん
もう大丈夫です。

ご自身の「愛」をベースにもつれを紐解いていけます。
もつれを解きますと、その糸はまっすぐ上に伸びていくことでしょう。

長くつらいトンネルでしたね。

もう大丈夫！
大丈夫ですよ。

2015年03月25日08:52

カテゴリ: 稲田コーチ; 【ＩＭＣコーチングスクール】福岡・東京・全国各地へ

【新トレーナー誕生！】「楠瀬善夫さん　おめでとうございます！」

３ヶ月に一度、広島から夜行バスで福岡に通い、気が付けば５年の歳月が。
トレーナーコースの受講開始から２年を迎えた一昨日、トレーナー試験に合格し
「ＩＭＣコーチングトレーナー」の認定資格を取得されました。

「楠瀬さんおめでとうございます」

少し時間がかかりましたが、その分しっかり熟成が進みました。
つい先日もケアマネージャーの難しい資格を取得するなど現実面でも大きな変化が見られます。

楠瀬さんを語る時、いつも感動のドラマがあります。
現在社会福祉法人のある介護施設に勤務され、日々利用者さん（介護を受けている方）が少しでも笑顔になれるようにと一生懸命です。
そのためのコミュニケーション力をつけるためにと、私共にお見えになったのが５年前。
５年たっても初心を忘れることは全くありませんでした。
「利用者さんを笑顔にしたい！」
このお気持ちがぶれることがありませんでした。

なぜここまで強い気持ちが持てるのでしょうか・・
それが楠瀬さんの介護の世界に入ったきっかけなんです。

実のお姉さんが重度の障害をお持ちです。
幼少の頃から家族でお姉さんを介護することが日常になっており、そのお姉さんはいつもどんな時にも笑顔を向けてくれるという・・
家族のその時その時の気持ちを誰よりも察していて、お姉さんが家族の励まし役になっているようです。

そんなお姉さんの姿を見て育ち、福祉の世界に入ることを決意されたようです。

この決意が楠瀬さんの「利用者さんを笑顔にしたい！」という気持ちを全くぶれさせない理由となっているようです。

いつもいつも素晴らしいなーと思います。

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楠瀬さんが、わざわざ広島から福岡本校まで通う理由は、共に学び、向上し合う素晴らしい仲間がいるから・・とのことです。

ほんとにそうですねー
素晴らしい仲間がいますねー

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ＪＩＭＣＣＡのＩＭＣコーチングトレーナーの皆様は、日常自然体で人の役に立たれています。
身の回りのお一人お一人に向き合い、時には励まし、時には癒し、時には気づきを促し、時には喜びや感動を分かち合い、共に笑顔で日々明るく楽しく過ごそうとされています。

そのおひとつおひとつが、世の中の役に立っているということ。
日々のひとつひとつが人や世の中の役にたっているということ。

このことを忘れないで、楠瀬さんの「利用者さんを笑顔にしたい！」この思いを心の柱に添えて日々を一生懸命過ごしていただきたいと思います。

１０年、２０年、３０年・・この先どれだけの人が笑顔になっていかれることでしょうか・・

2015年03月18日09:43

カテゴリ: 【ＩＭＣコーチングスクール】福岡・東京・全国各地へ

【スクール】「職場のいじめにあっていた美咲さん（仮称）、職場の人間関係に苦しんでいた桜さん（仮称）に「サクラサク」奇跡が。」

先日のこと。
私共に一本の間違い電話がかかってきました。
間違い電話といえ少し困ったご様子でしたので、いろいろ調べて再度電話をさせていただきましたところ、「実は私・・」
電話のお相手は、超有名な「大物」の方でございました。

驚きましたが、驚きを表さず(笑)
いつも通りにご対応させていただきました。

このようなことがあるのかと後になって、縁とは不思議だなあ～
どこでどのようにつながるのかわからないなあ～

まさか間違い電話が・・(笑)

今後どのような展開になっていくのかが楽しみです。

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私も研修とスクールで日々多忙に過ごしておりますが、
皆様の変化が私の喜びとなり、パワーの元となっております。

最近スクールで印象に残る２つのことがありました。

一つは、美咲さん（仮称）のケース。
美咲さんは職場の先輩社員の陰湿ないじめに心を痛めていました。
しかも３人。
大人のいじめは想像以上に陰湿です。

心が折れそうになられていましたが、美咲さんは負けませんでしたねー
授業を通して毎回毎回どんどん変化されていきました。
心が調ってきたなあーと感じはじめたところに、

「コーチ　信じられないことが起きたんです。私をいじめていた３人から誕生日のプレゼントをもらったんです。もう信じられなくて・・」

このような展開になられました。

今ではいじめられているという意識が全くなくなっているようです。
自分から相手に打ち解けるようになり状況はどんどん良い方に変化しています。

価値観も大きく変わってきました。
小さなことに囚われないようになってきました。

美咲さんは将来、
職場のいじめ対策・・そんなお話をされていかれると思います。
いじめにあったからいじめをなくそう・・ではなく
いじめにあったけど、・・・このように克服しました。
そして今ではこんなにハッピーです。

そんな体験を周囲に話していただける日が来ることを楽しみにしております。

つらい経験も人の役に立てそうですね。

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もうお一人。桜さん（仮称）も職場の人間関係が辛く辛く、一時は会社を辞めようと思われていました。

桜さんもまた諦めませんでした。
自身を「調える」「変える」「大きくする」
そして、今できることを日々一生懸命されました。

その桜さんから「コーチ　私転勤になりました！」とのご報告。
しかもそこは桜さんが望んでいた場所。
偶然になのか、丁度ポストが空いたところに納まることができたようです。

桜さんも驚きを隠せないようす。

嬉しそうに話されました(笑)

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美咲さんも桜さんもこのようなことが起こるから面白いですねー
自分が体験してみられてはじめて、「こんなことが起こるんだ」という実感が出てこられたと思います。

自分が変わること
新たに対人関係のスキルを身につけること

お二人に共通することです。

今回、環境（周囲）が変わる「コツ」を掴まれたお２人に、これからどのようなことが起こるかが実に楽しみです。

さらにご一緒に楽しんで参りましょう。

ＥＮＤ

2015年03月13日11:26

カテゴリ: 【ＩＭＣコーチングスクール】福岡・東京・全国各地へ

【「黒田官兵衛型販売社員」米ちゃんあなたは素晴らしい！】

平成２２年から２３年にかけて私共で上級コースを学び、その後目覚ましいご活躍。
４年の時を経て平成２７年の今年よりフォローアップコースでの復活。
（今後、トレーナーを目指されています）

「戻って来ました！」ととても嬉しいご復活！

当時の仲間の皆さんのご活躍が米ちゃんの刺激になったようです。

米ちゃんはある分野の全国規模のチェーンにお勤めです。
その成績が素晴らしい。

・店舗客単価　ＮＯ．１
・Ａ商品は九州では米ちゃんしか販売実績がない　九州単独ＮＯ．１
・Ｂ商品九州　ＴＯＰ３
・Ｃ商品　全国ＮＯ．１　
　※・・こめ印・・Ｃ商品は一瞬全国一位だったそうです(笑)

米ちゃんのどこがそんなにすごいかと言いますと、体調の関係で実質稼働が約半分なんです。人の半分の時間で人より数倍の実績を出しているところがすごいんです。

どこにその秘訣があるのでしょうか？

今回はバリバリの営業や販売でご活躍の方と一緒の授業を組ませていただきました。

米ちゃんに対しコーチ役がその秘訣に迫るというシチュエーションです。

コーチ良太さん：「秘訣はなんですか？」

米ちゃん：
・お客様にとってよいものを提案する。
・お客様が求めているものを提供する。
・お客様に寄り添う販売をする。

コーチ良太さん：「なるほどー」・・・

ちょっとちょっと・・(笑)
なるほどーで終わってはいけません(笑)

まだまだ「奥の手」が語られていません。
ここからなんです。
「隠し味」こそが本当の秘訣なんです。
・・・・・・・・・・・・・・・
残念ながら「隠し味」ですのでこの場では公表できませんことをお許しください。

・・・・・・・・・・・・・・・
「隠し味」を聞いた良太さん（仮称）は目いっぱいノートにメモをされていました。
「これは何十万かけてセミナーに出てもも聞けることではありません・・・」との感想。

当の米ちゃん
「普段はそこまで聞かれないのであえて言ってません(笑)」とのこと。
ごもっとも(笑)

周囲の人は実にもったいないことしていますねー

・・・・・・・・・・・・・・・
「コミュニケーション力が相手の心の扉を開き、普段聞けないようなことを聞き出せる力が自身の力を高めていく」

「普段人に話さない・話せないような内容こそが本当の秘訣である」

良太さんはそんな体験をされました。

ですから「これは何十万かけてセミナーに出てもも聞けることではありません・・・」とおっしゃいました。

メモととるはとるは・・良太さん(笑)

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米ちゃんは言うなら「黒田官兵衛タイプの販売社員」なんです。
少ない時間で実績を上げるという集中力がその力を生んでいったのだと感じます。

一つ一つに理論的で隙や無駄がないのです。

米ちゃん　素晴らしい！

ハンデをもろともせず！
逆にプラスに変えて実績を残す！

米ちゃん　・・いいトレーナーになっていかれることでしょう！

またひとつ私の楽しみが増えました。

ＥＮＤ

2015年03月11日12:48

カテゴリ: 稲田コーチ

【３．１１】「今度生まれ変わったらまた家族でいよう」日本人の死生観に思う。

【３．１１】「今度生まれ変わったらまた家族でいよう」日本人の死生観に思う。

愛し尊敬しあう人が、

時代を越えて

永遠に千年も万年も、生まれ変わってもなお、

結束し協力しあい、団結して

固い絆と信頼で結びついて行こう

３．１１東日本大震災という未曽有の大災害を経験し、家族や友人知人の多くを失った悲しい経験を積み、「絆」の大切さが叫ばれるようになりました。

「今度生まれ変わったらまた家族でいよう」

そんなせつな過ぎる声が心に残っています。

日本人の死生観の中に「今度生まれ変わったら・・」そんな気持ちが自然に根付いているのでしょう。

愛し尊敬しあう人が、

時代を越えて

永遠に千年も万年も、生まれ変わってもなお、

結束し協力しあい、団結して

固い絆と信頼で結びついて行こう

震災を思い出しながらこの詩を読むと、魂が震えあがるような感覚になります。

千年も万年も生まれ変わっても尚、結束し協力しあい、団結して固い絆と信頼で結びついていこう・・

この詩こそ

国歌「君が代」の意味。
（本当の意味と言われています）

なんと素晴らしい詩なのでしょう。

「きみ」＝完璧に成長した男女が、

「代」＝時代を越えて

「千代に八千代に」＝永遠に千年も万年も、生まれ変わってもなお、

「さざれ石の巌となりて」＝結束し協力しあい、団結して

「苔のむすまで」＝固い絆と信頼で結びついて行こう

♪　君が代は
　　千代に八千代に
　　さざれ石の
　　巌（いわお）となりて
　　苔（こけ）のむすまで

君が代の意味には諸説あるようですが、３．１１の今日上記の意味を踏まえて聞いてみますとズドンと心に響くものがあります。

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ＳＮＳでシェアされてきた動画やＷＥＢサイトの記事を参考にさせていただきました。
「君が代の意味」「検索」で詳しく表示されます。
ご参考までに。

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【君が代の本当の意味とは？】（一部抜粋）

「君が代」はいまから千年以上もの歴史のある歌です
。
「君が代」の文字としての初出は、平安時代初期の延喜5年（905年）です。
この年に編纂された「古今和歌集」の巻７に、「賀歌」の代表作として納められています。
「古今和歌集」は、醍醐天皇の勅命によって編纂された勅撰和歌集です。
いまでいったら日本政府そのものが編纂した公的歌集で、万葉の時代から撰者たちの時代までの140年間の代表的作品を集めたものです。

序文はカナで書かれていて、その執筆者は紀貫之（きのつらゆき）です。
その中に「読み人知らず」として掲載されているということは、すでにこの時点で多くの人に愛された歌だったことを示しています。

後年に書かれた「枕草子」によると、平安貴族たちにとって「古今和歌集」の暗唱は、常識だったのだそうで、その「古今和歌集」で、お祝いの歌の代表作として紹介されたのが、「君が代」です。

つまり「君が代」は、貴族たちの慶賀の歌としても、常識歌だったわけです。
それだけではありません。
「君が代」は、その後に編纂された「新撰和歌集」や「和漢朗詠集」にも転載されています。

つまり、そうしなければならないほど、いまから千年もの昔から多くの人々に愛された歌であったということです。
ではなぜ「君が代」は、そんなに素晴らしい歌とされたのでしょうか。
理由のひとつに「君（きみ）」があります。
「君」は君主をあらわすという人がいますが、それは間違いです。
漢字の「君」は、「口」ヘンと「尹（イン）」を組み合わせた文字ですが、「尹（イン）は、「手」に「｜」（つえ）を持っている姿です。
これは「聖職者」をあらわします。
「口」は、その聖職者が口を開けて、何かを説いている姿です。
つまり「君」という字は、会意形成文字で、高貴な人をあらわす文字です。
読みは「クン」です。
「君主（クンシュ）」となると「高貴な人＝君（きみ）の主人」なので、それだけ偉い人です。

「君子（クンシ）」は、その高貴な人の子と、ちょっと謙遜がはいります。
つまり「君」という字は、高貴な人であり、だからこそ、源氏物語は朝顔の君や、藤袴の君など、美しい女性たちに「君」の尊称をつけています。

「君」が天皇をあらわすというのなら、源氏物語の女性たちは全員、天皇ということになってしまう。
その「君（クン）」という漢字に、古代の日本人は、もとからの日本語にある「きみ」という読みを当てました。
「君が代」の「きみ」です。
その「きみ」とは、どういう意味の言葉なのでしょうか。
実は、古代日本語で「き」は男性、「み」は女性をあらわす言葉なのです。
日本神話に登場する最初の男女神は、イザナキノミコト「キ」、イザナミノミコト「ミ」であり、「おきな＝翁」「おみな＝嫗」という言葉もあります。
イザナキ、イザナミ以前の神々は性別がなく、日本の神々で最初に性別を持った神として登場するのが、イザナキ、イザナミです。
その最初の男女神は、イザナキ、つまり「いざなう男」、イザナミ「いざなう女」として登場します。
「いざなう」は、漢字で書けば「誘う（いざなう、さそう）」です。
つまりイザナキ、イザナミの物語は、誘（さそ）いあう男女の物語でもあるわけです。
二人は天つ御柱で出会い、
キ「我、成り成りて、成り余るところあり」
ミ「我、成り成りて、成り足らざるところあり」
と声をかけあい、互いの余っているところと、足りないところを合体させて、子を産みます。
ここで大切なことが、男女が互いに「成り成りて」というところです。
「成り」というのは、完全に、完璧に、という意味です。
その成りが二つ重なっていますから、「成り成りて」は、完全に完璧に成長したことを意味します。
完全です。何の欠点もなく完璧に、ということです。知性も肉体も、まさに完璧に成長し、成熟したのです。
ところが、完璧に成長したら、互いに「余っているところ」と「足りないところ」があった。
これは矛盾です。余ったり、足りなかったりするのは、「完全」ではないからです。
完全体になったら、完全でなくなってしまったのです。
そこで二人は互いの余っているところと、足りないところを合体させて、より完璧になろうとしました。
すると「子」が生まれたのです。
このことは、私達にとてもたいせつなことを教えてくれています。
神々でさえ、完全に完璧に成長してから、男女のまぐあいを持ったのです。
ましてや、神々の子孫である我々人間は、男女とも当然に完全に成長してから、交合するものだということを教えているからです。
つまり、親の脛かじりで、まだ勉強中の身上では、男女のまぐあいはするものではない。
もっとしっかり勉強し、体を鍛え、互いに完璧に成長してから、結婚しなさい、というわけです。
つまり「きみ」というのは、男と女、それも「成り成りた男女」をあらわします。
男女が「なりなりた」ことは、本人たちに喜びがあるだけでなく、親や親戚、教師など、周囲の者たちの喜びでもあります。
そしてまた、「完全に完璧な成長」は、尊敬の対象でもあります。
ですから「きみ」は、「完全に成熟し成長した」という、喜びの言葉であり、おめでたい、相手を敬う言葉となったのです。
従って、「きみ」は、「完全に完璧に成長した男女の喜びであり、尊敬し敬愛する人の喜びであり、「きみが代」は、その「愛し尊敬する人の時代」という意味となります。
その「愛し尊敬する人の代」が、「千代に八千代に」と続くのです。

ここまでだけでも、「君が代」とその背景となっている日本文化の素晴らしさがあるのですが、歌はさらに「さざれ石の巌となりて」と続きます。
「さざれ石」というのは、正式名称を「礫岩（れきがん）」といいます。
細かな石が長い年月をかけて固まって巌となった岩石です。
さざれ石
さざれ石

実はこの「礫岩」、日本列島が生成されたことによって生まれた、日本ならではの地勢が生んだ岩石です。
どういうことかというと、日本列島の周辺には、大陸間のプレートがあります。
よく地震が起きる原因となっているといわれている、あの地底プレートです。
そこでは、片方の大陸のプレートが地底に沈み、もう片方の大陸プレートが隆起をしています。
互いに押し合いへしあいしている場所ですから、当然、そこは傾斜しています。
その傾斜地に、プレートで運ばれてた小石が堆積する。
そして何万年という長い年月が経つ。
堆積した小石は、大陸プレートのものすごい圧力に押されて、石と石がくっついていきます。
そして大きなかたまりの岩石になる。
やがてその傾斜地が地殻変動で隆起し、地上に出て山脈となります。
その山脈で見つかるのが、礫岩、すなわち「さざれ石」です。
まさに「さざれ石の巌と」なることは、それこそ何千年、何万年という、とほうもなく長い年月を必要とします。
昔の人が、そんな地学の知識をもっていたかはわかりませんが、ただ、礫岩を見て、長い年月をかけた自然の偉大な力には畏怖を感じたことでしょう。
同時に、とほうもない、何百年、何千年、何万年という寿命は、人間にはありません。
にもかかわらずさざれ石が巌になるまでというとほうもない年月、互いに協力しあうということは、何を意味しているのでしょうか。
ここにも深い意味があります。
日本では古来、人は生まれ変わるものと信じられてきました。
肉体は老い、死を迎えても、魂は再び人となってこの世に生まれる。
つまり、「さざれ石の巌となりて」は、「生まれ変わって何度でも」という意味としてもとらえることができます。
そして忘れてならないのは、さざれ石は、小さな小石が結束して大きな岩石となっているという点です。
ひとつひとつは小さな小石でも、大きな力でみんなで団結したら、それは大きな「巌」となる。
つまりさざれ石は、「きみ＝男女」の結束、そして生まれて来る子供達や新たに親戚となる者たちなど、そのすべての人々が、大きな力のもとで固く固く団結しあい、協力しあうことの象徴でもあります。

そして最後に「君が代」は、「苔のむすまで」と締めています。
苔は、冷えきったり乾燥しているところには生えません。
濡れていて、水はけの良いところに生育します。カビとは違うのです。
つまり、濡れたものと、固いものがしっかりと結びついたところに苔は生えます。
【苔のむすまで】むすとは天地に最初に現れた３柱の神のうちの２柱、タカミムスヒ、カミムスヒのムスを指します。
タカミムスヒとカミムスヒには性別はなくムスと言う字にコがつくと『ムスコ』になりメが付くと『ムスメ』となります。
また、『苔のむす』のむすを漢字で書くと『生す』と書き、生すとは子供を養い育てると言う意味があります。
つまり、苔は永遠に存在するものではなく、その中で新しい生命が誕生し、古いものが死に土となり徐々に広がりをみせます。
子孫繁栄を示しているのです。日本の神道の中心にあるのは生むではなく、育てるということ。苔の生すまでとは、古いものが土となり、新しいものを生み、育て繁栄しましょうという意味なのです。
すなわち「苔」は、「きみ＝男女」が、互いにしっかりと結びつき、一緒になって汗を流し、涙を流し、互いにしっかりと協力しあい、長い年月をかけて生育する。
それは、男女のいつくしみと協力を意味します。
ですから君が代は、
「きみ」＝完璧に成長した男女が、
「代」＝時代を越えて
「千代に八千代に」＝永遠に千年も万年も、生まれ変わってもなお、
「さざれ石の巌となりて」＝結束し協力しあい、団結して
「苔のむすまで」＝固い絆と信頼で結びついて行こう
そんな意味の歌である、ということになります。
戦争の象徴だとか、そんな意味ではまったくない。
人の愛と繁栄と団結を高らかに謳い上げた、祝いの歌なのです。
そんな歌が、いまから千年以上前に生まれ、たいへんにおめでたい素晴らしい歌として、勅撰和歌集にも繰り返し掲載され、江戸時代には庶民の一般的な祝いの席の謡曲として、広く普及していたのです。
千年の時を越えて、人々に祝歌として歌い継がれる歌を、我が国の国歌としているということ自体、すごいと思うし、さらにもっといえば、「きみ」の持つ深い意味と、その深い意味が千代に八千代に続く、さらに「苔のむすまで」という男女の愛に、私は、とてつもない日本文化の愛の深さと、あたたかみを感じます。

♪　君が代は
　　千代に八千代に
　　さざれ石の
　　巌（いわお）となりて
　　苔（こけ）のむすまで

http://youtu.be/8O7jf0yJazg

ＥＮＤ

2015年03月05日17:42

カテゴリ: 稲田コーチ; 【JIMCCA〔ジムカ〕からのお知らせ】

【マイベストプロに選ばれました】「全国の新聞社・放送局が運営主。安心できる情報を社会に！がコンセプト。」

【マイベストプロに選ばれました】

マイベストプロとは、全国の新聞社や放送局が運営主となり【安心できる情報】を社会に提供することをコンセプトにしているサイトです。
その道のプロで放送局などの独自の審査に合格した人が選ばれるようです。

【九州朝日放送（KBC）運営マイベストプロ福岡・佐賀】に「人材育成に関する専門家」「コーチングのプロ」（詳細は後日の取材後）として紹介されるようです。
ラジオ出演等があるようです。

ＪＩＭＣＣＡのホームページや稲田の活動実績、ブログを見てご担当の方がお見えになりました。たいへんよく理解していただきました。

丁度その日は、ミニバスのコーチをしていた時の小学生が１１年ぶりに訪ねてきてくれた日と重なり、成人し社会人としての立派な姿に、「つまりこうなります」という説明に、百聞は一見にしかず。とばかりにご納得いただくというシーンがありました。(笑)

最終的には放送局の審査結果によるとのことでしたが、先日審査を通過したとのご連絡をいただきました。
たいへん光栄なことと心より感謝申し上げます。

放送局運営サイトならではの信頼感を与える事ができること、九州朝日放送（KBC）運営の下、【安心できる情報】を社会に提供する。というコンセプトが素晴らしいと思います。

取材後に詳細をお知らせいたします。

ＥＮＤ

2015年03月04日09:43

カテゴリ: 人材育成IMCコーチング「企業研修・社員研修」

【企業管理職研修】より。「人が育つ以上に会社は育たない」

【企業管理職研修】より。

「人が育つ以上に会社は育たない」
と言われますが、田所さん（仮称）の成長が会社の成長を予感させます。

今回も盛りだくさんの内容になりました。
実際の場面を想定しての研修です。

１．部下が退職の意思表示をしてきたケースへの対応

田所さんもこれまで幾つも経験されています。
過去のケースを検証していきました。

①当然退職の理由を聞いていきます。
②引き止める話をします。（期待している。評価している。会社に必要である等の話）
③辞めるデメリット、転職してもメリットがない等の話で説得をする。

①－③はよくあるパターンです。

辞める方は、「親や実家の理由、家族の理由、結婚（出産の準備）、体調（病気）等「そういう理由だったら仕方がない」という理由を用意しているものです。

結果、田所さんは退職願を受理されました。

その後部下の本当の退職理由（会社の昇進への不満）が耳に入ってきました。
このようなたいへん残念なケースを経験されました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本音が聞けたら対処や対応の方法もあるのですが、本音を聞けないと（聞き出せない）と
引き止め説得が全く機能しないことがわかります。

ポイントとしましては、
①「本心（本音）」を聞き出すことに力を注ぐことです。

②そのためには、管理職は、部下が本音を話しやすくなるような雰囲気作りや話し方、話の聞き方、質問の仕方を行います。
（ＩＭＣコーチングスキルの応用で対応が可能です）

※部下の話しやすい先輩社員に話を聞いてもらうという手もあります。
※その他状況に応じた様々な方法があります。

③できること。できないこと。やろうとしていること。部下への思いをしっかり伝えていきます。

「諭す」「説得する」「気づきを促す」等管理職としての総合的なコミュニケーション力が問われるところになります。

会社の貴重な戦力が退職しますと、その損失は計りしれません。
将来産まれる利益が無くなるという「損失」ということも管理職は頭に入れておく必要があるでしょう。

管理職のコミュニケーション力が高いことが必ず会社に利益をもたらせます。

田所さんは今回の研修で、コミュニケーション力の質、すなわち細かい細部にわたるコミュニケーション力が必要であるこに気づかれ、トレーニングによりスキルアップされました。

今後の田所さんの成長と会社への貢献、しいては社会への貢献が実に楽しみです。

「管理職・リーダー研修」はこちら

ＥＮＤ

2015年03月03日10:45

カテゴリ: 稲田コーチ

【応援したいったい】「異国の地で新たな家族の誕生。稲田昇facebookコーナーより」

稲田校長が個人稲田昇としてfacebookにいろんなコーナーを設けておもしろおかしく投稿した記事が皆様にご好評いただいているようでございます。
「博多よかよ。博多にきんしゃい」シリーズでは、博多のグルメを中心にイナッサン（Ｆａｃｅｂｏｏｋのニックネーム）の独自の視点で博多に来られる方のためにと博多の魅力を取り上げています。
今回新たに「応援したいったい♪」というコーナーをスタートさせました。
こちらは主に「人」にスポットをあてて、ついつい応援したくなるような人やお店を面白おかしく感動的な話などを交えてお届けしています。

今回ご紹介しますのは、クリシュナさん＆マヤさん＆アムリカちゃんです。

以下facebook投稿記事より

〔応援したいったい♪②〕
ネパールからやってきたクリシュナ&マヤさん。
カレー店マヤを福岡の長浜で営む。
日本が大好き日本人が大好きというご夫婦。
おしどり夫婦♪
仲良しなんですよね～♪
心配り気配り…日本人以上に日本人らしいと感じます。
このご夫婦に2週間前に
赤ちゃんが誕生しました‼︎

おめでとう～♪
名前は、アムリカちゃん
かわいい～女の子です。
名前の由来は、
かけがえのないこれ以上価値のあるものはない…という意味だそうです。
素晴らしい～♪
家族の絆を感じます。
私も稲田アムリカにしてほしかった（笑）
…カレー店はクリシュナご夫婦の人柄やカレーとナンの味が抜群！さらに食べ放題ときて連日大盛況。
クリシュナさんは日本語バッチリ！「かしこまりました」と美しい日本語がしゃべれます。
イナッサンから聞いてきたといえば…おまけがあるかも…
それは冗談です（笑）
かけがえのないこれ以上のものはないカレー&ナンを是非お召し上がりください。
………………………
福岡市中央区長浜2-5
最寄り駅赤坂(福岡県)駅[2]から徒歩約8分
営業時間 11:00～23:00
定休日不定休
ランチあり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本人が忘れかけている素朴さ・純粋さ・人を想いやる気持ちを持っているクリシュナさん。
アムちゃんの名前の付け方「かけがえのないこれ以上価値のあるものはない…という意味」からもうかがえます。
そのクリシュナさんの「日本が好き、日本人が好き」という言葉を耳にする度に
クリシュナさんから気づかされることが多くあります。

これからも応援したいったい！

ＥＮＤ

2015年03月

稲田 昇（いなだ の...

稲田昇（いなだの...