
2018年11月


「乗り越えられない試練はこない」ってほんと?
様々な悩みや困難、悲しみや苦しみに直面した時に、よく耳にする言葉
家族や友人、知人などが親身になって伝えてくれるその言葉を聞いて、ずいぶんと心が軽くなった人も多いと思います。
試練を受けている当事者の方の気持ちになりますと、
心が少しでも楽になりたい
この現状から一分一秒でも早く逃れたい
このような気持ちの真っ只中にあって、
「乗り越えられない壁はないよ」
と言われることで、
「試練」の捉え方が小さくなった(感じた)時、心が少し楽になることがあります。
こんな時には心に染みる最高の言葉になりますね。
………
しかしながら、乗り越えられない壁により、自◯してしまう人も後を絶ちません。
長く苦しんいる方
次から次へ繰り返し繰り返しといろんなことで苦しんでいる方
本当に悲しいことです。
まさしく「乗り越えられない壁」に人生を阻まれた(阻まれている)と言えます。
………
レッスン時に、「乗り越えられない試練はこない」ってほんとなのでしょうか?」
そんなご質問をいただきました。
答えとしましては、
「全て状況による 」
と言うことになります。
今の状況により、乗り越えられるもの
乗り越えられないもの
があります。
乗り越えられる試練とは、
本来の生き方に沿って生きること
意識を高め
考え方をポジティブに、
心を調え(性格を調える。性格をよくする)
心指す(志)方向に生きていく
自然体であり、前向きに謙虚に利他のためと生きていく
このような本来の生き方を送っているときには、
試練の種類が、
自分をさらに磨くため、器を大きくするため、成長するための種類であることが多く見られます。
一方、乗り越えられない試練とは、
意識が低く
(自己中心的な考え方や意識)
考え方がネガティヴ
性格のバランスの悪さや偏り
他人との比較、他人からの評価や批評を受け、自己評価を下げてしまう
このような状況時には、
これてもかこれでもかと、繰り返し繰り返しいろんな苦しみ、悲しみ、困難が起こることが多々あります。
苦しみ、悲しみ、困難には様々な意味や理由があると思います。
一概には言えませんが、
目の前の試練を、まずは乗り越えられる試練に変え、乗り越えていただきたいと思います。
また、そのような皆様のサポートやヘルプが出来たらと常々思っております。
治安の悪い都市を美しく且つ移民と共生できる都市へと蘇らせ、世界一の市長と称される ベルギー メヘレン市のバルト・ソーメンス市長。
その世界一の市長の言葉が印象に残りました。
(TV番組より)
真のリーダーとは、
真のリーダーは希望を作るべきなんです。
一緒にできるのは何か人々に未来を示し、
楽観的な姿勢でいて、
現実的な政策を取る
それが真のリーダーがするべきことなんです。
………
『真のリーダーは希望を作るべきなんです。一緒にできるのは何か人々に未来を示す。』
地域社会や国であれ、会社であれ、身近な組織やチームに及ぶまで、リーダーのポジションにある方は、「希望」を作ること、示すことが大切です。
夢を語り、希望を語り、これからどうしたいという想いを皆に示し、そうなればどうなるという方向を具体的なイメージへと導く。
さらに、そこに共感した皆から、アイデアを募り、
希望を膨らませていく
膨らませた希望をさらに皆と共有していく。
このようなプロセスがリーダーとして大事なことです。
よく見受けられるのが、リーダーがビジョンを示すことが出来ず、
社内プレゼンと称して、「我が社の将来について」として部下に丸投げする姿です。
よいプレゼンがあればそれを社のビジョンにしていくというもの。
さらにそのプレゼンさえ批判や批評を繰り返し、自身の立場を保とうとするリーダー。
そんなリーダーは一時も早く変わるべきでしょう。
………
「楽観的な姿勢でいて、現実的な政策を取る。」
必ずやり遂げられる
達成した時のポジティブなイメージを持つ
悲壮感を漂わせない
自信を滲ませる
明るく元気にユーモラスな余裕を見せる
リーダーの雰囲気そのものが出来そう、やれそうな気運を漂わせている
などの「楽観的」な姿勢が大事です。
(現実的には、内心気が気でないこともあるでしょうが、楽観的な姿勢を表現することがリーダーとして大事です。)
「現実的な政策をとる」
楽観的な姿勢がベースにありながら、現実的に効果や結果を伴う選択やそのための行動をとる。
その行動から得た経験や知識からさらに洗練した行動へと繋いでいく。それを繰り返すことでよりよい状況へと変化させることが可能です。
……
JIMCCA ジムカの
【バランスと優先順位の理論】が
「楽観的な姿勢でいて、現実的な政策を取る。」ということに近いものがあります。

時々いろいろなメディアから取材を受けます。
その時に、これまでの人生を振り返り、自分の原点を再確認し、自分の思いや考えを整理する絶好の場となっています。
改めて、書くこと。言葉で表すことで現在地点の整理になることを感じます。
以下メディアのインタビューに返信した内容です。
…………
Q1.経歴(略歴・歴史)を教えてください
……
「ビジネスマン時代には、「ビジネスマン向き」と自負しており、「社長賞を2年連続取るなど、それなりの成果と実績も出していた。同時に人の育成教育には大変力を注ぎ興味が尽きることもなかった。
その後、若くしてこの世を去った兄の姿に、「今のままで後悔しないのか」と自問自答を繰り返す中で、独立することを決意。
「人の持てる才能や長所を伸ばすこと」そのためにこれまで培った「コーチング」をベースに、研究に研究を重ね、実践的で効果と結果をもたらすIMCコーチングの原型を完成。
折しも、子育てと趣味の延長上で小学生のバスケットボールクラブのコーチを率いることに。
その際用いたコーチング手法が功を奏し、僅か2年間で県大会優勝、全国大会を果たすことに。
「不可能を可能にする力」「個々の持てる力を引き出す素晴らしさ」をまざまざと体験する。
これがきっかけとなり、2007年7月、JIMCCA 福岡コーチングアカデミーを設立し、企業から個人に至るまで、研修やIMCコーチングスクールを通して「効果と結果、育てる」ことにこだわり続けて現在に至る。」
………
私の歴史は、自分でも面白いと思います。
チャレンジと冒険に満ちており、紆余曲折、艱難辛苦、不運幸運に溢れる出来事とともに歴史を綴ってきたと思います。
略歴にするのが難しいぐらいです(笑)
………
Q2.こだわりを教えてください。
………
「本物であること」
本物であることとは、自分の心が指す(志)方向に対して愚直なまでも真っ直ぐに進んでいくことです。
「泥中の蓮」の言葉にあるように、
この世の中の不合理不条理のいかなる環境の中に在ろうとも、泥に染まらずしっかりと自分の花(華)を咲かせること。このことを常に意識しあらゆる困難に向き合ってきました。
「使命を果たすこと」
心指し(志)や自分に備わる才能や長所からその「使命」が垣間見えてきます。「目の前の人を救いたい」
そのために、必要ことを、愛と熱、才能と長所、スキルの全てを傾けて、人の愛を育み心を調え、現実を豊かに生きるための術やスキルを提供したいと思っています。
「効果と結果にこだわる」
企業研修においては効果がなければ研修ではないと思っています。
効果や結果を出すための「研修」でなければならないと思っているからです。「衣食足りて礼節を知る」の言葉にあるように、人としての成長は、現実の向上とのバランスとで成り立ちます。企業の利益や生産性の向上と、研修を通して人としての成長を促すことの両立が必要と考えています。
……
改めて創業当時から軸(心柱)がぶれてないなと感じます。またこれからも軸をぶらさないような研鑽を続けなければと思います。
Q3.これからの若者へ何かメッセージを。
………
一番大切なものは、自分の心から、心の奥底から出てくる心が指すもの(方向)です。他人から押し付けられる価値観や、世間一般常識からあてがわられる「目標・目的意識」ではありません。
自分の心指しを成し遂げようとするとき、一つ一つ成し遂げる段階で、自分にそれを成し遂げるための才能や長所の存在に気づいていき、それを生かすことに喜びを感じ、生かしたことで生きがいを感じ、夢や希望の芽が出てことを実感していただきたいと思います。
他人や今の環境とは、調和をしながらも流されることなく、自分の人生を歩んでいただきたいと心から願います。
……
ひなが還った時に、最初に見て鳥を親と思い、親に従い影響を受け、感化されます。
その後のひなの人生に大きく影響を与えます。
親鳥によって、すくすく育つのか、不遇な育ち方になるのかに分かれます。
若者の皆様が、出会う人、出会う環境、により影響を受けながら人生を歩むことになります。
よい出会い、よい環境は、よい未来に繋がり、
悪い出会い、悪い環境は、悪い未来に繋がります。
世の中は、「誘惑」「そそのかし」「偽善」に溢れている中で、一番信頼でき、一番頼りになるのは自分自身であることを忘れないでいただきたいと思います。
「成功するために」
「お金を稼ぐために」
「思い通りになるために」
「幸せになるために」
様々な誘惑、そそのかし、偽善が、書物、SNS.ネット、メディア、それを食いものにする人の手によってはびこっています。
まずは、これらに対するディフェンスが必要です。その上で、本来の夢と希望に満ち溢れる大いなる人生を送ってもらいたいと思います。


6月にはご自身の心と感情の整理がつかず、涙が出て仕方がない状態でパーソナルコーチング(個別のご相談、カウンセリング)にお見えになった三鳥さん(仮称)から嬉しいメールが届きました。
朝から感涙。
以下要約
……
「6月には大変お世話になりました。
あれ以来憑き物が落ちたようにスッキリしています(*^^*)。
あのあとさっそく人に積極的に委ねる作戦を実行しました。
それが効を奏したかのごとく(笑)、事態は良い方向に。
彼氏は優しくて信頼できる人でした。娘と一緒に生きていきたいと言われ涙がでそうでした。
ほんとに委ねちゃっていいんだな〜と。
こんな日が来るんですね。
そんな感じで今は自分のことに集中しています。あれこれ忙しいですが幸せに過ごしています。
稲田さんのお陰です。ありがとうございました。
今年もあと2ヵ月足らずですね。寒くなってきていますのでご自愛くださいませ。
福岡マラソン頑張ってください!
ちょっと早いですが、よいお年を!
…………
当時の状況や、三鳥さんのそれまでの苦労を思い浮かべ、
『こんな日が来るんですね。』
そう今の幸せを感じてらっしゃる姿に、朝から涙が出てきます。
苦労が多ければ多いほど、そのあとの幸せは、言葉では言い表せないものになります。
三鳥さんもそのようです。
こんな日が来るんですよ
こんな日が!
それは誰しもに言えることです。
………
自分が苦労して手塩にかけて育てた娘に、
『一緒に生きていきたい』
と言ってくれるかたが現れますと、
これまでの全てが報われたような気持ちになりますね。
三鳥さん おつかれ様でした。
……
この人と一緒に生きていきたい
誰かと一緒に生きていきたい
この家族(仲間達)と一緒に生きていきたい
そんなことを思えるのって、ほんとに幸せなことだと思います。
………
ちなみに、今年は福岡マラソンに落選…
後、ギックリ腰(笑)
という展開に。
昨年は、福岡マラソンに落選…
後、痛風(笑)
という展開に。
………
三鳥さんが、「忙しいしているけど幸せ」
来年も続きますように!