
〜体験談〜 30代 さとしさん。
私は、大学卒業後飲食の会社に10年以上勤め、今後のことについて悩んでいる時に、
友人より、コーチを紹介して頂きました。
一度お会いして、お話をして頂き、とても多くの気づきを頂いたのですが、金額面と時間的な余裕がなく、踏ん切りがつかない状況が長く続きました。
その後も、コーチからお誘いを頂き、共にレッスンに通う方々にもお会いしました。
皆さんの心からの笑顔が眩しく、羨ましく感じたことを覚えています。
しばらくして、私は、勝手に決断をしてしまいました。
長年勤めた会社を退社して、個人で、金融商品の営業を開始しました。
これが大きな失敗でした。うまい話に踊らせれ、弱点である承認欲求をくすぐられ、
お金に目がくらみ、誤った道を選んでしまいました。
そんな時に、コーチと再会し、「一度お話しにいらしたらどうですか?」
と声をかけられ、私は、コーチのオフィスに向かいました。
そこで、コーチから、こっ酷く叱られました。
自分の弱い部分、至らな部分の全て言われてしまいました。
自分の嫌いな部分、周りからの印象、その全てが見えなくなっていたことに気づきました。
そんな自分の弱い部分を目の当たりにすることで、とても落ち込んだことを覚えています。
家に帰っても放心状態。
家族からも心配されました。
でも、不思議と、コーチの顔を二度と見たくない。
と思わなかったのです。少し安心したような、誰かに救って欲しかったのか、不思議な気持ちでした。
その気持ちがわからぬまま、次のレッスンへと向かいました。
そこで、私は、心が無いことがわかりました。これは、とてもショッキングなことでした。
でも、今の自分には、それが仕方ないと思うほど、落ち込んでいました。
そのレッスンで言われたコーチの、
「今はそれでいい」
という言葉に救われました。
自分は失敗をしたのです。
それを素直の受け入れて、高く飛べばそれでいい。
当時の私には、これほど希望を持てる言葉はありませんでした。
そんなレッスンでのやり取りで、
私は、大切な家族の存在に気づくことができました。
こんな自分を黙って支えてくれる妻、笑顔で駆け寄ってくる子供達、
その家族を見ていると、不甲斐ない自分が居た堪れない気持ちになりました。
そこで、少しでも家族のためにとアルバイトをすることにしました。
するとコーチから思いも寄らぬ言葉がありました。
「偉いですね。ご家族のために。」
と言われました。
そこで、何故家族のために、行動したのか?
を考えていき、ある答えに辿り着きました。
私は、家族といると、心が満たされるのです。
それを、「愛」と呼ぶのだと気づきました。
正直、30年以上生きてきて、この「愛」というものを感じたことはありませんでした。
なので、どれだけ考えても、「愛」に気づくことができず、
空回りをしていました。
その「愛」に気づけた時の衝撃は、
今でも忘れません。
心の底から霧が晴れたような、
頭のてっぺんから花火がはじけたような、
大きな感動を感じました。
しかし、最初は、この「愛」を今まで意識せずに生きてきたので、
うまく感じられず、うまく表現できず、
ぎこちない状態が続きました。
その後のレッスンで、少しずつ、心に素直に、
表現ができたり、行動ができたり、変化が現れました。
自分自身一番驚きだったことは、
桜の美しさに気づいたことです。
社会人になり10年程の間、
桜の美しさや、自然の素晴らしさに、
気づいてもいなかったこと、気づきました。
それからは、キレイなのは、立ち止まって、
「キレイだ」と口に出すように意識し、
心がキレイになっていくことを感じました。
すると、自分自身前向きになり始め、
家族にも笑顔が増えてきました。
そして、コーチの指導の元、
転職活動をスタートしました。
履歴書の書き方や、面接でのアドバイスなど、
実践的な内容も教えて頂き、
根本である心を整え、
その心を表現する方法を覚えていきました。
しかし、まだ不完全故に、
自分で勝手に判断してしまったり、
表現が足りず、面接で失敗してしまったり、
不安が大きくなり、
中々自信が持てませんでした。
でも、コーチは、いつも言ってくださいました。
「本当は素晴らしい人間なのです。」
この言葉に何度救われたことでしょうか。
この言葉に背中を押され、レッスンの課題を実施しながら、
少しずつ心が出来上がっていくのを感じました。
そして、実践的なレッスンのお陰で、
内定を頂くこととなりました。
しかし、コーチは、
「いくつかの中から、ベストを選択してください。」
と言われ、自分の心に素直に、
湧き上がるものを感じる企業を選択するようアドバイスを頂きました。
そして、こうも言われました。
「一社内定が出れば、次々内定が出ますよ。」
すると、本当にそのようなことが起き始めました。
あんなにうまくいかなかった転職活動も、
自分で自信があったのに不合格が続いていたのに、
一社内定が出た途端、「迷う」という嬉しい悩みが出るようになりました。
その中で、自信を持ってこの企業なら自分が成長できる。
そして、自分が何よりやりたかった「人のため」になる仕事ができる。
そう思える企業への入社を決めることできました。
コーチとの出会い、そしてレッスンのお陰で、
家族ごと路頭に迷うほどの、どん底の状態から、
家族に安定した生活と、自分自身の生きがいの両方を手に入れることができました。
弱い自分を認め、
愛に正直に生きる。
そんな人として、大切な生き方を学ぶ機会となりました。
以上原文のままに。
・・・・・・編集後記・・・・・・
さとしさんは、自分の経験がだれかの役にたつのならと今回体験談を赤裸々に書いていただきました。就職が決まった先は、誰もが知る世界的な企業。好条件好待遇でもあり、ご家族がたいへん喜ばれたとのこと。
家族ごと路頭に迷うほどのどん底状態から、「家族に安定した生活と、自分自身の生きがいの両方を手に入れることができました。」となるまでに。
このようなことが起こるのです。
このようなことが可能なのです。
今、さとしさんと同じような境遇にある人には是非希望を捨てないでいただきたいと思います。
かならず復活できます!
さとしさんはそれを教えてくれています。
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