17年/8万5千人が見た稲田コーチのブログ 

トップページ JIMCCA最新情報 代表稲田昇 講師・IMCコーチ JIMCCA公式サイト

2019年08月

    「人が育たなくなった!」と部長クラスの管理職の嘆き。

    「人が育たなくなった!」

    と言う某製薬会社の部長クラスの嘆き言葉。

    「人が育たない…」とはいったいどういうことなのかと聞いてみた。

    課長クラスの管理職が、「部下を叱れなくなってきた。叱らなくなってきた。」

    とのこと。

    つまり、部下の悪いところ、正さないといけないところがあっても、「パワハラ」のレッテルを恐れる管理職が部下をしからない。

    その結果、部下は野放し状態で「今の状態でよい」と思ってしまう。

    正してあげる人がいなくなった。

    つまり部下が育たなくなった。

    ということのようです。


    働き方改革の影響と、社内人事部に併設されたコンプライアンス委員会が睨みを効かせる状況に、部下が権利の主張を強めることに。

    一例をあげますと、
    有給休暇の取得は、働くものの権利であると思いますが、社運をかけた新製品の発売前の多忙な時期に、一週間のまとめた有給休暇の取得をする。

    会社の状況もお構いなしということのようです。

    なんだかなぁ

    この言葉が出てきそうになります。

    「権利」としては認めなければいけないものでしょうが、社会人、社員、人としての道徳観にバランスの悪さを感じます。

    ……

    現在私共にも、このような状況を憂慮した
    「人間力」や「道徳観」を養う研修のご依頼が増えております。

    間違った(偏った)ことには、はっきりと「間違っている」と申し上げています。

    間違ってる状態を野放しにし、年齢を重ねた行く末に、大きなつまずき、取り返しのつかない事態に陥るケースを数多く見てきました。

    退職に誘導される

    左遷と思われる人事

    窓際に追いやられる

    など様々なケースがあります。

    家族がいたら、自分だけの問題で済まされません。

    偏りが強い

    自己主張が強い

    自分本位な人には、人はなかなか注意ができません。

    面倒なことには関わりたくない

    のが多くの人の本音です。

    ですので適当に放置される。適当に合わせいく。適当にあしらわれるケースが殆どです。

    ……

    先々でいろいろひどい目にあってはじめて「反省」や「後悔」をする人の姿も多々見てきました。

    早く気づき、

    早く自分の間違いを正す機会があれば、

    全く違う人生になっただろう


    10年先の反省と後悔から得られる気づきを

    1年で得られたら、きっと残りの9年間、いやもっと先の人生が違ったものになると思います。

    10年先の気づきを1年で!残りの9年を有意義に!

    がJIMCCA ジムカのモットーとして取り組んでおります。


    FullSizeRender


    「会社の人から急に冷たくされ、どうしたらよいのか困惑しています…」あるご相談より。

    会社(職場)の人から急に冷たくされるようになった。

    学校で友人から急に距離を置かれるようになった。

    ママ友から急に避けられるようになった。さらにいわれのない中傷を噂話で流されるようになった。

    など、職場や学校、プライベートの人間関係において、急に周囲の人間の態度が変わってしまったという経験を持つ人も多くいらっしゃいます。
    またその対処方法のご相談も多々あります。

    全ては、その状況を詳しく聴くことから始まりますが、

    最初は皆様、きつねにつままれたような…
    えっなんで!?
    何が起こったの!?

    昨日まであんなに仲良く話していたのに…
    今日になって急にどうして…

    こんな感覚になった後、

    自分が何かしたのかなぁ

    と自分に非があったのでは…と自省と自責に陥ります。

    時間の経過とともにそのストレスはマックスに。

    ……

    今回ご相談を受けたケースは、

    よくあるケースなのですが、実は○○さんを「うらやましい」と嫉妬しているケースだと思います。

    周囲から評価される○○さん

    その評価がぐんぐん上がっていき、

    周りの○○さんに対する接し方が自分との違いを感じてると推察されます。

    そこに人間関係の微妙な変化や時に異性が絡んでくることもあります。

    嫉妬心になんらかのきっかけにより、火がついてしまいますと、

    今度は、攻撃が開始されます。

    厄介ですね〜

    嫉妬心や執着心は本当に醜くい行動を引き起こしますね〜

    ただ、相手の本心は、「自分の方を振り向いてほしい」という気持ちから、

    意地悪をし、周りを○○さんから遠ざけ、○○さんを近くに置きたい

    そんな子供じみたことをするケースと思います。

    ですので、まずは自分の気持ちを折らないよう、落とさないよう、相手の本心を意識するようにし、自分を責めないようにしましょう。

    あとは、時間が解決します。

    周りも徐々に何が正しいか間違っているがわかってきます。

    少し時間がかかりますが、

    淡々と仕事していきましょう。


    また、いろいろ細かい対処方法がありますので、それは次回のパーソナルコーチングで。


    FullSizeRender

    【リーダー研修】辞意を表明した部下の慰留の言葉。「ノーサイドゲーム GM君嶋隼人の言葉より。」

    仕事のミスによりラグビー部に迷惑をかけてしまったと自分を責める佐々選手。

    思い余ってGMに辞表を提出。

    一旦預かるも、仕事のミスは佐々選手のせいではなく、取引先の事情であることを知る。

    その事実を確かめた後に、佐々選手の慰留に向かう。

    その際のGM君嶋隼人の言葉。

    ……

    『うまくいかないことを会社や組織のせいにするのは簡単だ。でも大事なことはそこから今自分たちに何ができるかなんだよな。

    ひとつひとつなんだよ。

    チケット一枚一枚、ワンプレーワンプレー、それをひたむきに積み重ねることで、きっと逆転の目はあるはずだ。

    仲間のためにタックルをして、パスを繋いで、チーム全員で結果を出そう。

    その時は我々ラグビーが必要ないなんて誰にも言わせない。

    言わせてたまるか。

    だからもう一度一緒にやろう。

    アストロズには君が必要だ。』

    君嶋隼人

    ………

    退職意思を表した部下の慰留方法については、

    私は企業リーダー研修の中に、要望があれば取り入れています。

    失敗例として多いのが、

    「辞めてどうする」

    「どこに行っても一緒だぞ」

    「何があったか話してほしい」

    「もう一度考え直してくれないか」

    「転勤や部署移動という方法もあるぞ」

    などです。

    これでは全く慰留などできません。

    ●仕事そのものの意味や重要性を説き、一旦視野を広げるように大切なポイントを明確にする。

    『うまくいかないことを会社や組織のせいにするのは簡単だ。でも大事なことはそこから今自分たちに何ができるかなんだよな。』

    ●慰留のための具体的な行動を起こし、その姿を部下に見せる(口先だけでなく)説明する。

    ●部下の日頃の努力の姿や価値観がいかに素晴らしいかを示す。(間違ってないことを示す)

    『ひとつひとつなんだよ。

    チケット一枚一枚、ワンプレーワンプレー、それをひたむきに積み重ねることで、きっと逆転の目はあるはずだ。』

    ●部下が本当に思っている核心に触れる。

    『仲間のためにタックルをして、パスを繋いで、チーム全員で結果を出そう。』

    ●上司の思いと部下の思いの共感を引き出す。

    『その時は我々ラグビーが必要ないなんて誰にも言わせない。

    言わせてたまるか。

    だからもう一度一緒にやろう。』

    ●承認を行う

    アストロズには君が必要だ。』

    情熱や共感力、具体性や説得力、承認力、本心を聴く洞察力と傾聴力、そして話の構成力と表現力が必要です。

    何より、普段からの上司の人間力が必要なことは言うまでもありません。

    ……

    引き留めた佐々選手が、その後の努力と実際のゲームで大活躍したことは言うまでもありません。

    企業研修時、

    退職の意向を示していた人が、踏み留まり、その後大活躍した方の姿は枚挙に暇がありません。

    仮に退職した場合、会社側の損失は計り知れなかったでしょう。

    またご本人も自身を生かしきれずに退職してしまうのも実にもったいないことです。

    ……

    企業のリーダーの方には是非身につけていただきたい『慰留のスキル』です。

    尚、今、退職代行なる代行業が広がりつつあります。

    代行されますと、ほぼ慰留の機会(チャンス)を失います。

    ですので、リーダーもこのあたりにも対応していく必要が出てきます。

    常に環境が変わります。

    リーダーも変わっていかねばなりません。

    IMG_5222



    ハクナマタタ!?

    先日、映画「ライオンキング」実写版を見に行ってきました。

    主人公のライオンキング(シンバ)が子供ライオンの時、

    父である王(ムファサ)が亡くなったのは自分のせいと思いこまされ、国を追われ、失意のどん底にある時に、たまたま通りかかったイボイノシシとサルがその姿を見かねて歌った歌が
    「ハクナマタタ」🎶

    悩むことない

    ノープロブレム!

    なんとかなるさ

    大丈夫!大丈夫!

    という意味のよう。
    (アフリカ中部のケニアなどで使われているスワヒリ語が語源のようです。)


    イボイノシシとサルが、

    ハクナマタタ♪   悩まずに生きることさ

    ハクナマタタ♪   悩まずに暮らすことさ

    ハクナマタタ♪ 愛のメッセージ♪

    とリズミカルに楽しそうに歌うことで、シンバの心の傷が癒えていきました。

    このシーンがとても印象に残りました。

    ………

    世の中、生きてゆく上で、たいへんなこと、悩み、辛いことの方が多いかと思います。

    私の元にも、日々たくさんの悩みのご相談が来ます。

    友人や知人にも言えず、

    まして家族にも言えず、

    誰にも言えないような悩みを聴かせていただいております。

    その多くは、すぐすぐに解決できるような問題ではありません。
    まして根本的な解決となりますと、相当相応の時間がかかります。

    しかし、先ずは今の気持ちを少しでも楽にすること。

    最悪のケースを生む気持ちにならないようにすること。

    今の気持ちがまた未来を作ることに影響しますので、一旦気持ちを軽くする。楽にすることが大切なことになります。

    一時的な退避(休憩、休息)が必要になります。

    前向きに考えること

    前向きに行動すること

    根本的な心の持ち方、意識や考え方の癖を直していくのは次の段階です。

    休んだ後に、

    気持ちが安定した後に、

    上向きな気持ちが自然に出て来た時で良いのです。

    一度に、

    今の悩みの原因は、自分のトラウマから来る考え方の癖のせいだから、この癖を直さない限り自分は良くならない

    と考え過ぎないようにしましょう。

    周りからいろんなことを言われると思います。

    書物を読んで影響を受けることもあるでしょう。

    そんな時こそ、

    ハクナマタタ♪

    ハクナマタタ♪   悩まずに生きることさ

    ハクナマタタ♪   悩まずに暮らすことさ

    ハクナマタタ♪ 愛のメッセージ♪

    とリズミカルに楽しそうに歌ってみるのも良いでしょう。

    悩むことない♪

    なんとかなるさ♪

    大丈夫!大丈夫!♪

    そう言い聞かせながら、

    一時的な退避(休憩、休息)が大切ですし、最も必要なことですし、後の復活も早くなります。


    自然環境の厳しい、病気や争いの絶えない、悲しみや苦しみを乗り越えてアフリカを生きてゆく知恵や経験が、「ハクナマタタ」という言葉を生んだのでしょう。

    悩むことない♪

    ノープロブレム!♪

    なんとかなるさ♪

    大丈夫!大丈夫!♪

    今苦しく悩みの深く大きい方こそ、

    「ハクナマタタ♪」

    の練習をしてみてください。

    またこのブログを読んだ後にライオンキングを観に行きますと、より実感しやすくなると思います。




    ……

    一時的な退避、休憩、休息の方法は、一人一人に合ったやり方を見つけていきましょう。

    それからディフェンス力まで引き上げ、

    さらに、オフェンス力(前向きな力)までに引き上げるためのレッスン、個別のカウンセリングやコーチングで身につけていただきたく思います。

    IMG_4064


    「目連さんのお母さんの話」お盆の回忌法要でのお坊さんのお話より。

    お盆の帰省時、義父の13回忌法要がありました。
    義父が亡くなってもうそんな年月が経つのかと
    月日の流れの早さをしみじみと感じることに。

    義父の眠るお寺の住職さんが13回忌の法要のために義父宅にやって来られました。

    仏前で、まずはお経…

    足のしびれとのたたかいですね〜

    お経の長いこと長いこと(笑)

    終わった…と思ったらさらに説法が始まる。

    これまた長くなりそう…

    そう思っておりましたら、お盆ならではの興味深いお話が。

    「 お釈迦さまのお弟子のもくれんさんのお話です。
      目連さんは、自分の亡くなったお母さんが死後の世界でどのように過ごしているか、修行によって得た不思議な力…超能力のようなもので探しに行き ました。

     お母さんは、六つの地獄の一つ、餓鬼道地獄という飲食が自由にならず、飢えに苦しむ世界…これはたいへんなところで、目の前に食べ物が現れ、食べようとすると火に変わる。

    空腹で骨と皮ばかりの姿で逆さずりになって苦しんでいました。

    この世界では餓鬼たち(目連さんのお母さん達)が食べ物や飲み物を口にしようとすると、炎がふきだし、口をつけることができません。

    驚いたもくれんさんは、お釈迦様に相談に行きました。

    そこで、自分には優しかったお 母さんが、自分たちの幸せだけを思い、他の人や動物には施しを行わなかったことを知り ました。

    お釈迦様はお母さんを救うには、その餓えて満たされない心を救わなければならないと おっしゃったそうです。

    身の回りの方々に施しを行いなさい。

    もくれんさんは、お釈迦様の教えに従い、お弟子や部下にあたるお坊さんに食べ物をさしあ げ、お母さんや餓鬼たちが幸せな世界へ行けるように念じてもらいました。

     もくれんさんとお坊さん達の思いが届き、お母さんは身も心も満たされて餓鬼道から救われたそうです。

    生きること、自分のことで精一杯だったこととはいえ、自分のことしか考えていないと目連さんのお母さんのようになるようです。

    人に施すこと、

    自分のことばかり考えないで、他人のために行うことが大切だということの話です。」


    以上お坊さんのお話より。

    ………

    何やら恐ろしいミステリアスな話が入ってましたが、

    どんな事情があるにせよ、自分のことばかり考えていたことの行く末を案ずる話だと興味深く聞かせていただきました。

    FullSizeRender



      I式コーチングのJIMCCA

      banner_fm2015

      稲田昇プロフィール

      稲田 昇(いなだ の...

      月別アーカイブ