
2019年09月




最大手の企業信用調査会社「帝国データバンク」による『倒産の前兆』を一冊にまとめられたようです。
本書によれば、倒産する会社にはいくつかの共通点があるという。
では、会社を倒産させる経営者や、倒産する会社で働く社員の「共通点」とはどんなものだろうか。
がヤフーのネット記事に掲載されていました。
以下掲載記事より一部抜粋
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こんな社長、社員がいると危ない
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社長の傾向
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・数字に弱い
・言動が派手で、大きい話が大好きである
・人情味に厚い
・明確な経営理念やポリシーがない
・リーダーシップ、指導力に欠ける
・業界動向に疎く、商品知識に欠けている
・私生活において、よからぬ噂がある
・社長以外の実権者が存在する
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社員の傾向
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挨拶、応対ができず、言葉遣いが乱れている
服装が乱れている、あるいは職場にふさわしくない
・担当者が頻繁に代わる
・従業員の増減が激しい、あるいは退職者の補充が追いついていない状況が続いている
・自社の悪口や愚痴を言う社員が多い
・会社の雰囲気が悪い
………
帝国データバンクが、データで表せないようなことをあげていることが興味深い。
私の経験からしますと、
一事が万事、
氷山の一角
とばかりに、経営者、会社や社員のほころびは様々なところに現れます。
上記は一部に過ぎないと思いますが、その一部だけでもたいへん重要なことだと思います。
経営者は、社員の動向や傾向に敏感に気づかねばなりません。
また経営者自らも、自身を律せねばなりません。
会社が倒産をしますと、
社員やその家族を不幸にしてしまうこと、
取引先の連鎖倒産を招くこと、
時に自○者を出してしまうこともあります。
このような不幸なことはなんとしても防ぎたいと思っています。
JIMCCA の研修は、
このような不幸を防ぐのはもとより、会社や社員を発展させたいとの思いが強くあります。
リーダー研修
コーチング研修
コミュニケーション研修
様々な問題解決のための研修
現状をよりよくするための研修
などの研修の中に、
必ず、人間力に関わる項目を入れているのもそのためです。
帝国データバンクの項目にも、
「スキル」に関わるものが入っていません。
専門知識が乏しい
専門スキルが伴っていない
というのがないようですが、
未だに一般的な企業研修は、知識研修、または
「交渉術」など個別のスキルに特化したものが主流になっているようです。
●挨拶、応対ができず、言葉遣いが乱れている
→基本的な人間性、相手を尊重する姿勢、
挨拶とコミュニケーションの役割、
言葉がもたらす印象や影響
の基本的な能力研修+マナー研修が必要
●服装が乱れている、あるいは職場にふさわしくない
→自己中心的な考えを一新し、チームとして稼働しているという自覚、さらに服装が与える影響についての研修が必要。
また、服装の乱れは心の乱れ、どのように乱れているのかの検証と、それを見過ごす上司や周囲のメンタリティの検証とその対応のための研修が必要。
●担当者が頻繁に代わる
●従業員の増減が激しい、あるいは退職者の補充が追いついていない状況が続いている
→社員の定着率が悪いことが原因として考えられるので、定着率向上のための研修が必要。
●自社の悪口や愚痴を言う社員が多い
→個々の意識の向上、問題解決のための研修及び会社側が制度(仕組みやルール、待遇)の改善のための研修やコンサルが必要。
●会社の雰囲気が悪い
→理由、原因の聞き取り調査による問題的をクローズアップさせ、その改善のための研修が必要。
なぜ研修をするのか、
それは会社を倒産させないため、
社員やその家族の幸せ(安心)のため、
社会に貢献するため、
さらには会社を発展させるため、
そして会社と仕事を通して、人としての成長を続けるために行います。