心のトゲが出ますと、
他人といさかいが起こりやすい
他人と調和しにくい(コミュニケーションがとりにくい)
他人から阻害されやすい(仲間外れやいじめに遭いやすい)
その他の弊害が起きやすくなります。
結果的に、
周りに理解されない(誤解される)
など孤立してしまうことに。
さらに、他人を攻撃してしまったことに、
自己嫌悪になり、自分を責めてしまうことにも。
結局、人を攻撃したら、自分をも攻撃してしまい、攻撃した人からも攻撃されることと相まって、倍、自分にトゲを刺す(傷つける)ことになります。
多くのケースで、この状況が起こり、自分が苦しむ原因となります。
……
心にトゲができる原因の多くは、
親との関係性(親の接し方)やその後の環境によります。
実は、根が深いことがよくあります。
……
しかし、心にトゲを持つ人の多くは、
実は、
心優しい人
思いやりや愛を持つ人
繊細な人
が多いのです。
心優しいのに、なぜ他人を攻撃してしまうのか?
と疑問が出るかと思いますが、
これは、
心優しいが故に、傷つきやすく、さらに深い傷を作ってしまいますと、悲しみがどんどん深くなり、
悲しみの先に、相手への憎しみ(悔しさ)が増すことがよくあります。
(愛憎という言葉もあります。愛が強いが故に、憎しみに変わるという気持ちの揺れ幅を表しています。)
相手への憎しみを持つ時点で、
心は既に攻撃性を持っています。
それが何かのきっかけで、表に出る時、
言葉、態度、表情 に現れます。
また、信じていた人に裏切られたことで、
その悲しみから恨みを持つことで攻撃性を持つこともあります。
この場合は、
人間不信につながることも多く、
人を信用できない
人に任せられない
などの弊害を伴うこともよくあります。
その他様々な複雑なケースで、心にトゲを持ってしまう方のトゲを取ることに向き合ってきました。
実際の授業やパーソナルコーチングに於いて、
悲しみの涙を浮かべていたかと思うと、
急に反発的な態度になり、反論や持論、詰問を繰り返し、
絡んでくるような状態になるケースもあります。
会社など一般的な場面では、
言い合い(ケンカ)になる場面です。
ご本人が何でそうなるのかがわからないのが心のトゲの悩みの本質です。
本当にお辛いと思います。
しかし、その方の本質を見ますと、
心優しさ、思いやり、愛、繊細さなどをお持ちの方です。
ここの認識を整えれば、
プラスに働きます。
プラスに働き始めますと、その威力が発揮し、
人から好かれる。慕われる。などの変化が現れます。
同時に、
自分の良いところを再認識することで、自己肯定感を上げ、自信を持つのと同様の状態が作れます。
そうしますと、
優しさに強さが加わり、
嫌な言葉をいなしたり(気にしない)
人と比べることが少なくなるなど
外側からのネガティブな影響に対しの防衛力が強化されます。
この防衛力が働いている間に、
長所を伸ばしていきます。
優しさの使い方をマスターしていきます。
……
心優しいがために、傷つき、また他人に攻撃性がでてはまた苦しんでいる方は、
本当は、素晴らしい方なんです。
なぜそうなったのかを理解し、
どうすればよいのかを学び
実際に行動に移すことにより、
元の長所が生かされ、これまでの何倍も素晴らしい自分になっていかれることでしょう。
心のトゲが出て苦しい思いをされている方には、是非希望を持って一緒に取り組んでいきたいと思います。
惜しい
とか、
もったいない
そんな人生を送っていただきたくないと思います。
心のトゲを持ったままの人生を送るのか、
心のトゲを抜いて人生を送るのか、その差は歴然としています。
時々体験談に出てきますが、
いじめを受けた体験が、
自分の心を傷つけ、
傷つけ過ぎた心が、攻撃性を生み、人間関係がうまくいかない悪循環に陥り、あまりの辛さに
自分をなきものにしようとした人が、
少しづつ自分を取り戻し、
新たに自分のやりたいことを見つけ、実現した方がいます。
今では、人に寄り添う自分らしさを発揮して、仕事に励んでいる方もいます。
必ず出口があります。
諦めないでトゲを抜いていきましょう!
