ある弁護士さんとの話。「弁護士という仕事がら、夫婦問題や訴訟や裁判でメンタルを崩す人が多いのですが…」と。
確かに弁護士さんの仕事は、「揉め事」
の解決（裁判や和解など）が多いようです。
「揉め事」は、人と人の問題が多く、それに伴い、精神的なダメージを受けるケースも多く、弁護士さんもその様子を目の当たりにしているわけです。
ある弁護士さんから、
「稲田さんは、夫婦問題や仕事などでのメンタル不調の人を回復させていらっしゃいますが、どうやってらっしゃるんですか？」
とご質問をいただきました。
気合いと根性です！
それは冗談ですが、冗談でもないんです（笑）
これまで、離婚の阻止率は、ほぼ100%です！と申し上げると、ますます興味深そうな顔をしてらっしゃいました。
ほぼ…としたのは、現在進行形で、ご夫婦関係の再構築に取り組んでらっしゃる方がいらっしゃるのと、
相手の暴力やハラスメントが絡んできますと、命の問題になりますので、離婚を勧めることもあるからです。
ただ、今のところは100%の阻止率になっています。
なぜそのような事ができるのかなと自分を振り返ってみますと、
まずは、離婚をしないで、関係を再構築し、やはり幸せになっていただきたいという強い気持ちがあるからだと思います。
その背景としましては、
私の両親が、私の小さい頃に離婚したことにより、子供ながらに、子供だから何もできないことにとても辛い思いをしたこと、
また、母親がたいへん苦労する姿を見てきたことがあります。
成人し、父親と交流が始まると、当時の事情を知らされるにつれ、なんとかなったんじゃないかと思うようになったんです。
そんな実体験が大きいと思います。
さらに、相手の性格や仕事ぶり、育った環境などを聞きますと、だいたい相手の気持ちがわかります。
なぜ、そんな言動行動をするのかも。
そこから、効果的な解決方法をプランニングし、一つ一つ試していきます。
離婚を考えてる方に必ず言う言葉があります。
「離婚してもいいんですよ。…離婚しなくてもいいんですよ。一度、元の関係に戻れるか、できれば幸せになれないかに少しだけトライしてみませんか？」
そんな言葉です。
そして、ご本人の状態を整えつつ、相手へのアプローチを行っていくわけです。
結局のところ、
私があきらめないこと、
幸せになっていただきたい
という気持ちが強いからだと思います。
弁護士さんにそんな話をしたところ、非常に納得されました！
今度クライアントさんをよろしくお願いします！と。
もちろんですとも！
そんな弁護士さんとの会話の話でした。
