職場の人間関係がうまくいかない人は、えてして家族やプライベートの人間関係もうまくいってないものです。
夫婦間、親子間などプライベートな人間関係を改善することで、職場の人間関係が改善されたケースは枚挙ににいとまがありません。
もちろん、プライベートの成功事例を解説し、
職場の相性の悪い人、関係が悪化している人に当てはめる作業を行います。
家族で練習し、
コツを掴み、
職場に応用する。
このような流れです。
そして、相手の状況や変化に応じて、
次の手、その次の手…と繰り出していきます。
(JIMCCA では、それぞれの皆さんらしさを生かしながら、現状に具体的にどのようにアプローチしていくか、個別のプランを立ててアドバイスしていくやり方を行っております。
ですから、基本的には、「個別のセッション授業&研修」が基本スタイルです。)
……
お子さんが過去に大病をし、そのことで親御さんが「自分達のせいじゃないか。もっとしてあげれることがあったんじゃないか。」と自分達を責め、その気持ちにずっと蓋をしたまま、何年も過ごしてらっしゃるケースがあります。
そのため、どことなくお子さんに対しよそよそしかったり、遠慮して言いたいことが言えなかったりしてしまいます。
大抵の場合、お子さんも親御さんの気持ちに気づいていて、その話題に触れないように気を遣っています。
親子それぞれに気を遣いあって、互いに遠慮して、微妙な距離感を産んでしまいます。
私の子供も生後2週間で心臓の手術を行い、奇跡的に生還してくれました。
しかし、術後の手術の後を見た時、
「親としてもっと何かできたのではないか、
手術を回避できる方法があったのではないか、」
など、自分達を責めた経験があります。
子供に、「ごめんな。ごめんな。こんな思いをさせて…」と謝る私の顔を見て、
ニコっと満面の笑顔で答えるんです。
「ごめんな。ごめんな。」
何度謝っても、
ニコっとするんです。
謝れば謝るほど、笑い返してくるんです。
なぜだろう…
最初はピンときませんでした。
そのうち、「父さん気にすることないよ!
…ぼくは大丈夫!」と言っているような気がしたんです。
目がそう語ったような気がしました。
その後、
ふと発想が変わる日が訪れました!
「この子は選ばれし子!
だれもが経験できることではない経験をした子!
きっと何か役目があって生まれて来た子に違いない!
この子はその役目を果たすための才能を必ず持っている。
その才能を見つけ、伸ばしてあげることが、
親としてやるべきことなんじゃないか!」
そんな考えに至りました。
不憫だ…
可哀想だ…
親の責任だ…
などと思っては、前に進もうとする子供の足を引っ張ることになるし、たいへん失礼なことです。
発想を変え、子供に向き合いますと、
子供の笑顔が、無理してない自然な子供らしい笑顔に変わりました。
その時は、
親の勝手な思い込みで、子供に無理させてたんだなあ
と反省しました。
息子はその後、スポーツができるまでになり、
小さな細い体でも懸命に動く姿が、
周りの子供達に希望を与える姿になっていました。
……
このような私の体験からも言えることです。
お子さんが過去に大病をし、そのことで親御さんが「自分達のせいじゃないか。もっとしてあげれることがあったんじゃないか。」と自分達を責め、その気持ちにずっと蓋をしたまま、何年も過ごして、苦しい思いを引きずってらっしゃる親子さんには、
その子は選ばれし子!
だれもが経験できることではない経験をした子!
きっと何か役目があって生まれて来た子に違いない!
この子はその役目を果たすための才能を必ず持っている。
その才能を見つけ、伸ばしてあげることが、
親としての努め。
もう自分達を責めるのはやめよう!
ひたすらその子を、その子の持って生まれた人生を信じよう!
そんな風に思っていただきたいと思います。
子供は想像以上にたくましいものです。
さあ!親子揃って、過去に囚われず、未来に向かって歩を進めましょう。
