「人」は相手の身分や立場、服装などの見た目などにより態度を変えることが多くあります。
掃除のおばちゃん(愛着を込めた呼び方) に対する態度は、その人の「素の姿」が現れるようです。
今朝の会話です。
「いつもきれいにしてもらいありがとうございます・・・どうですかみなさん挨拶されますか?」
「いえ・・・あそこのビルの人はあいさつされませんねー」
その時はどうするのですか?
「挨拶してくれなくても 毎回こちらから挨拶するんです」
そしたらどうなりますか?
「何度も何度も挨拶したら ようやく ぼそぼそ・・と挨拶されるようになります」
なるほど・・・・。
人を見る目が養われるでしょう?・・・・。
「いえいえ・・・遠くにあるごみを見つける力はすごいですよ・・・」(笑い)
人がいやがる仕事ほど(一生懸命の場合) その心は澄みきっているようです。
相手も素の自分を出しますから 相手の本心を見事に見抜きます。
昔聞いたことがあります。
ある一流企業の社長が掃除夫に化けて、お忍びで社員の様子をうかがったという話です。
この時、社員のモラルの低さと現実に、ずいぶん肩を落としたそうです。
その後は、社員の人間教育に力を入れたようです・・・。
私が若かりしころのサラリーマン時代のことを思い出します。
私は、掃除のおばちゃん(またはおじちゃん)と あいさつからはじまり・・感謝の気持ちをいいながらいつも 自然に仲良くなります。
そうすると いろいろ教えてくれます。
「あの子には 気をつけなさい・・・裏表があるから・・・女性からの評判が悪いし・・・・」「・・・人を見下すような面があるから・・」とか・・・。
実際、いくら表面的に繕っても、本当にボロが出てくるからほんとに不思議です。。
「えー・・あの子が・・・」ということが起こります。
あのおばちゃんの言った通りだなー・・・こんなことが幾度となくありました。
見る人は見ています。
「何が大切かを考えさせられます。」
返事が返ってこなくても 挨拶をし続けるおばちゃん・・・
上には上がいますね。
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