「自分の優柔不断なところを直したいんです・・・・」
・・・そのような悩みを持つ方がいらっしゃいました。
COACH:「優柔不断があるとどのような不都合があるのですか?」
「・・・いろんな場面で決断が必要なので・・・」
C:「このままだと将来どのようになると思いますか?」
「このままだと成長がありません」
C:「これまでに優柔不断を直そうと試みたことはありますか?
「いえ・・ありません」
C:「・・・ということは直さなくてもいいのでは?」
「いえ・・そんなことはありません。直し方がわからなかったんです・・・」
・・・ここであっさり 「そうですね・・思ってたほど問題じゃないですね・・」
・・こうなれば本人の問題意識がそれほどでもないということです。
しかし、今回は直したいが直し方がわからないということで、直したいという意思が確認できました。
この意思確認の作業を終えて、さらに先に進めます。
C:「ところで○○さんの長所はどういうところですか?」
「やさしい・・・気が長い・・・」
C:「やさしくて気が長いのは長所ですね・・・やさしくて気が長いというのは優柔不断の特徴でもありませんか?」
「そうですねー・・・そう言われればそうですね・・・」
C:「ということは優柔不断は○○さんにとっては長所であると言えませんか?」
「そうですねー・・・長所ですねー・・・」
・・・・・・
C:「優柔不断を直したいということは決断できるようになりたいということですか?」
「はい。決断できるようになりたいということです」
C:「○○さんはこれまで何か決断をしたことがありますか?」
「はい。・・・・・○○○○○を選択したときは決断しました・・・」
C:「その時は何を基準に決断したのですか?」
・・・・・・中略・・・・・
人生を左右するような局面ではちゃんと自分なりの決断を下してきてることを認識されました。
その決断の基準(根拠)をいろんな場面で使えばいいんんだと気づかれました。
直すのではなくすでに行っていることを工夫すればいいことなんです。
直すということはストレスと負荷がかかりますが、工夫することは意識すればできることです。
今回、○○さんはいろんな気づきがあったようです。
この方はとても才能と将来性がある方です。
ちょっとしたことで先の展望が開けてくるものですね。
今後のご活躍に期待しています。


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