夢は持つもの?追いかけるもの?叶えるもの?

一昔前は、「夢を持ちましょう!!」「夢を追いかけよう!!」なんていう言葉をよく耳にしたもんです。

ところがここ数年前より、「夢は叶えるもの!!」という新説?が出てきました。


いったい「夢」ってどうするものなのでしょう・・・。


 
私がこれまでに、受講生・クライアント・セミナー・研修にご参加の方々などと接して思いますのが、それぞれの方のその時の心の状態(コンディション)や環境(置かれている立場や状況など)により、「夢」のとらえ方が違うということです。

私は、「夢」を持っていますし、夢を持った方が楽しいですし、その方が意欲が湧いてくるし、当然いいだろうと思っていました。

 ところがある時期からその考えに変化が生じました。

例えばこんなケースです。
「夢」に対する反応・・

「夢・・・・夢ですか・・・夢と言われるとはるか彼方に感じます・・・」

「周りから夢を持て夢を持てと言われますが、夢を持ったらその夢が破れた時のショックが大きいので、それなら夢は持たない方がいい・・・」

「今は自分のことで精一杯で・・・夢なんて考えられません・・・・」

・・・このようにどちらかと言うと、「夢」に対し、否定的に捉える方がいらっしゃるという事実があることが分かってからです。


さらに深く聴いていきますと、「はるか彼方とはどのくらいの距離ですか?」
   「100キロ・・・ぐらいですかねー・・・」

「では、10キロ先にあるものは?」
   「・・・それは目標ですねー」

「なるほど、10キロ先は目標・・・では50キロ先は?」
   「・・・理想ですねー・・・」

「あなたが成し遂げたいことは?」
   「・・・・うーん・・・自分の○○の店が持ちたいですねー・・」

「それはどのくらい先にあるのですか?」
   「40キロぐらいでしょうか・・・」

「なるほど・・・目標よりは遠く、理想よりは近い・・・自分の○○の店が持ちたい のですね・・・・それって「夢」ではないのですか?」
   「そうとも言えるかもしれませんが・・・自分的には・・・・」

 ・・・なにやら腑に落ちない様子・・・


これは一例ですが、それぞれの方に深く聞いていきますと、それぞれの方のその時の心の状態(コンディション)や環境(置かれている立場や状況など)により、響く(ピンとくる。腑に落ちるなど)言葉が違うということが分かります。

例えば、「一番身近な目標がありますか?」・・・

    「その次に離れている目標は?」・・・

    「一番遠くにある目標は?」・・・

このように聞いていくと、こちらからみると、「夢」に思える言葉が出てきたりします。


人それぞれに響く言葉があるということなんです。


その言葉が、「目標」「理想」「将来やりたいこと」「将来成し遂げたいこと」「後悔しない生き方」「○○年後のあなた・・・」「成りたい自分」・・・
などなど・・・・。

ですから「夢」という言葉の使い方自体にも相手によって工夫がいるようです。


さらに「夢は叶えるもの」と聞きますと、何か「夢」を押し付けられているような感覚を覚えたりします。

・・・このような表現を使うのは、これも相手のコンディションを見て、この人なら叶えそうな気がする・・・
自信をつけてもらおう・・・
もう一押し・・・
・・・こういうシチュエーションで使うのならOKだと思いますが、使い方を間違えると、「夢」の持つ効果が薄れてしまいます。


「夢は叶えるもの」という言葉は斬新で、インパクトがある表現ですが、その言葉を使う場面のセレクトが重要だと思います。


私としては、夢を持つ・・・夢に向かう・・・夢を追いかける・・・このプロセスに大きな意味と味わいがあると感じていますのでこの言葉がしっくりきます。

実際、夢が途中から変わるケースが多く見られるのですから・・・。(笑)

それだけ柔軟に捉える方がいいと思います。


「夢」とは・・・・こういうもの・・・そして叶えるもの・・・。
このように決め付けることが危険なことだと思います。


「夢」をどう捉えるか(どのように感じるのか)、どうするのか・・・・答えは人それぞれだと思います。


※夢を手にするには・・・・・忘れずに「夢の種」を撒き、
「水や養分」を与え丹精するというふたつの行為が必要だし、
それだからこそ夢がかなった時の
手応えや喜びも大きいのだと思います。
                (中山庸子 エッセイスト)

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