あおられた人への対応はたいへんやっかいです。
昨日もその「あおられた」状態の人への対処法のご相談がありました。
まずは、一般的なケースとして、「あおられる」ということはどういうことかを分解していきたいと思います。
テレビのマスコミの取材を見ていたら分かりやすいですねー
小泉さんが○△※□という発言をしていますが、政局への影響は?・・・
麻生さんが○△※□と言われたことに対してどう思われますか?・・・
スポーツやいろんな分野でもこのようなケースが多く見られます。
イチローが「WBCを五輪といっしょにしてほしくない」と発言すれば、
「イチロー 監督に星野認めない 」と話が飛躍し、
その言葉に反応した野村監督が、「それならイチローが監督をやればいい」と発言
・・・イチローはWBCへの意気込みを語っただけで言われるような意図はないというのが実情のようです・・・。
Aさんが○○○と言っています・・・・これをBさんに伝える
その言葉に反応したBさんがコメントした△△△という言葉を今度はAさんに伝える
Aさんは当然感情的になっていきます。
感情的になったAさんが、思わず口にした言葉○○○をさらにBさんに伝えます・・・・これを聞いたBさんも感情をあらわにしていきます・・・・。
これを、客観的に見ると、間に立つインタビュアーがあきらかに、何かを意図している・・・面白くしよう(問題を大きくしよう)として「あおっている」ということが言えます。
また、身近な人間関係でよく起こる場面が、Aさんに近づこうとか気に入られよう(良く思われよう)とするCさんが、Aさんに対し、BさんがAさんのことをこんな風に言ってましたよ(こんなことしてますよ)・・・・
この後どうなるかは想像がつくと思います。
(Aさんの性格的タイプとその時の環境や状況により変わりますが・・・)
今回の場合は、Aさんが感情的になり、Bさんに対しその感情をあらわにし、「どういうこと!」と詰め寄ったようです・・・。
Bさんは対応に困惑していますが、一度感情に火がついてしまうと、その消化と鎮火に多くの労力と時間がかかります。
最終的には、誤解が解け、AさんとBさんは和解(表面的)・・・矛先はCさんに向けられ、Cさんは信用を失っていきます・・・。
さらに、解決したと思っているAさん・・・Bさんからの信用を回復するには時間がかかります。
・・・このような展開が予測されますし、事例が多くあります。
仮に、Aさんが、Cさんの言葉を軽く聞き流すことができていれば、全く問題はなかったことです。
小泉さんが、マスコミのぶらさがり(おっかけや挑発)に対し、何を言われようが終始ニコニコ我介せず(話をしない)・・・こんなシーンを見ると、なかなかやるなー・・・と思って見てしまいます。
この部分に関しては、参考になると思います。
「あー あおってるな」と思ったら その挑発にのらないことが大事ですね。
『あおらない あおられない』このバランスとスタンスが大切だと思います。
人をあおる人は100%いい結果になりませんね・・・
またあおられる人・・・同じことを繰り返してしまいますね・・・これもいいことではないと思います。
どこかにその原因が潜んでいます。
早く、その原因を退治してほしいものです・・・。
もっと掘り下げると、あおる人が寄ってくるというところに根本的に問題がありそうです。
間に立つ人が「○○さんがAさんのこと すごく信頼していましたよ」・・など。
こういう風に人と人の関係を取り持つことができる人であれば、皆ハッピーです。
「あおらない あおられない」を意識し、実行することが大切だと思います。


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