「コーチングの秘訣ってなんですか?」
こんな質問がありました。
答えは「 一概には言えません・・・」ということになります。
・・・・正直に答えすぎましたでしょうか?・・(笑)
しかし、それが事実なんです。
どのような場面で何を目的とした場合のコーチングなのかが分からないと具体的な秘訣というものが出てきません・・・。
「コーチングの秘訣は?」と聞かれて、もっともらしいこと、例えば「いち早く相手とのラポール(信頼関係)を築くこと」・・・こんな風に言いたいところです。
しかし、コーチングにも、その求めるもの(レベル)があります。
例えるなら、松―竹―梅 ・・・さらに上の桜レベル または、入門―初級―中級―上級・・さらにその上の上級プロレベル・・・
自身が求めるものや必要とするものにより変わります。
さらにTPO(その時の状況)によっても変わります。
ですから個人個人で違うということになります。
I式(I−Method)コーチングにおいて、良いコーチの秘訣は?と聞かれますと、
一言で言うなら、「バランス感覚を持つこと」という答えになります。
自身の成長(5つの要素の黄金バランス)と他人への影響力のバランス
理論と実践のバランス
内面的なものと外面的なものとのバランス
カウンセリング的な要素とコーチング的な要素のバランス
過去と未来のバランス
潜在的なものと、現実的なものとのバランス
長所と短所のバランス
プライベートと仕事のバランス
理想と現実のバランス
自覚と他覚のバランス
メリットとデメリットのバランス
・・・その他数多くのバランスから成り立ちます。
その実例として、今、ご希望に応じて、受講生の方の履歴書・職務経歴書の作成方法(相手側から見た場合を想定した文章の表現方法により相手の受け止め方は全く違うものになります)
をアドバイスしています。
さらには、面接のアドバイスも行っています。(履歴書・職務経歴書と連動させながら、自身の得意分野への質問を誘導する技術など)
また、業務報告書の書き方のアドバイスもしています。
(受講生の方が成長され、内面的に充実してきますと、今度はより現実的なものへのバランスが必要になります。その現実的なものをサポートしているということです。
現実的なものへの対応ができないと、結果につながりませんし、自信もつきません・・・当然いい習慣が身につきません
。
そうなると何にもならないということなんです。
・・・・場合によって現実的な環境に馴染めず、また再びカウンセリング(カウンセリング的要素)が必要になることがあります。
マイナス状態のリピーターになっていてはいけませんしプラスの習慣化が必要なんです。
そういう理由から現実的・具体的なサポートをしています)
※会社から上司の指示があった場合、その文面から、上司の性格、意図するもの、部下への評価などが伝わってきます。
それらを客観的に汲み取って、どういう報告書に仕上げていくのか、その時どういう資料やデータを準備していくのか、想定される質問にも答えられるようにしておきます。
・・・このようなことは会社(上司や先輩など)ではなかなか教えてもらえません。
なぜなら、教える方に、「計算高い」「策士」「腹の中で何を考えているのかわからない」「人の顔色を伺っている」など他人から悪く思われるリスクがあるからなんです。
例えば、「あの上司の性格はこうだからこう対処した方がいい」とアドバイスしたシーンがあるとします。
そうすると、アドバイスされた方はありがたいと思う反面、この人には気をつけようという警戒感が出てきたりします。
ですから私がサラリーマン時代には、この手のアドバイスはしませんでした。
今の私の立場や、外部の人間であるからこそ、本音のアドバイス、より効果的、実践的、現実的なアドバイスができます。
実践するということは、誰も教えてくれないようなことを身につけて(自分のものにし)TPO(その場の状況)に合わせて、具体的に実行するということになります。
その結果が実証へとつながります。


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