私は、技術者の皆様にはとても尊敬の念を抱いております。
この日本には欠かせない力であり、技術者の皆様無しでは日本を語れないと思うほどです。
技術者の皆様は、プライドを持ち、「こだわり」を強く持たれている方が多くいらっしゃいます。
良いものを作る
そのために妥協しない姿勢
突き詰める集中力や執念(こだわり)
には感服することが多々あります。
「技術者をは技術を突き詰めればいい」
そんなお考えの方も多々いらっしゃいます。
その考えの延長で、
「技術者には社内のコミュニケーションはいらない」
そう考える技術部門の皆様への
「コーチング、コミュニケーション研修」を
請け負う機会をいただきました。
…………
やはりその組織の長、技術部門長の考え方がその組織の考え方(スタンダード)になることが多く、その立場の方としっかり話をし、理解しあい、歩調を合わせることで、ようやく研修がスタートします。
一般概論的な研修、知識スキルのみの研修、実践と称して肝心なところが抜けている研修では
全く効果のない研修になってしまいます。
………
今回、技術部門のリーダーの方からあるご相談が。
「先生…技術者の一人が体調不良(メンタル不調)を起こしてまして…どう対処したらよいのかと…」
その方の体調不良に思いあたる節は?
「…うーん…」
その方が何か言われてませんでしたか?
「そういえば…『この職場は、みんなで何かをしようということがないですねー』と言ってましたねー」と。
なるほど
その言葉の意味は、
この職場は、一人一人が個人プレーを行い、皆で協力し合うというチームプレーがないですねー
もっと皆で協力し合う方がいいんじゃないですか!?
ということでしょうかね。
……
この実例に基づき、解説をしながら研修を進めていきました。
…
技術部門の技術者同士が個人主義で、我他人に関せず、とばかりに周囲とコミュニケーションを取らない場合に、仕事の負荷などがきっかけで体調不良を起こしてしまうことがよくあります。
……
「技術者の間にもコミュニケーションがいる」
ようやくそのことに理解いただいたようです。
さらに、技術者同士がコミュニケーションを良好にすることで、新しいアイデアや行き詰まりの打破、モチベーションの向上に、さらに意欲の減退を止める効果など様々な効果がもたらされます。
会社の発展
技術者の定着
など明らかに変化をもたらします。
……
今回の大きな収穫
技術部門のリーダーが、
社内 技術部門のコミュニケーションが必要
と認識していただいたところにあります。
さあ!これから部下の皆様の個性を、生かしつつ、良い職場にして参りましょう!
END
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