1.仕事ができるが、性格が悪い人
2.仕事はできないが、性格が良い人
どちらがいいですか?
2を選んだ人は、
1の、仕事ができる(テキパキとこなせる。優先順位をつけて要領よくできる。正確にできるなど)先輩社員、上司、同僚や部下と働く中で、
強い言葉
強い態度
無神経な言葉
思いやりのないクールさ
プライド高く気難しさ、
機嫌の浮き沈みの激しさ、
嫉妬深さ、
などを感じながら仕事をすることで、
心が疲弊した経験
心が壊れた経験
それが原因で退職した経験
などを過去に体験した方が多いかと思います。
「意地悪な人と働くぐらいなら、
ちょっとぐらい仕事ができなくても性格の良い人と仕事する方がよっぽどいい」
そんな言葉も良く耳にします。
理想を言えば、
「性格が良くて、仕事ができる人」
ですが、現実にはなかなかいません。
……
仕事ができるが、性格が悪い人が、仕事を覚えてきますと、人に求めることが多くなることや、人への当たりが強くなることから、
新人などその下に就く人が辞めていく傾向が強くなります。
そうすると、
「どうせすぐ辞める」
との認識が強くなり、仕事を任せない(パーツだけをやらせる)傾向に陥ります。
そうなりますと、部下は全体像が把握できないため、工夫することや応用がきかなくなり、与えられたことしかできなくなります。
要するに「育たない」
という悪習文化が生まれ、年数とともにいわゆる「お局様」の誕生となるわけです。
仕事ができるし知識もあるので、
いなくなると困る…という観点から、
性格の悪さも黙認されるケースが大半です。
……
多くのケースで試算してみますと、
新人に対する求人費用、研修など戦力化するまでの育成費用、それまでの給与の先行投資、周囲のフォローのための残業代、育成に関わった方の費用などで、個人差、状況にもよりますが、
数百万円を費やすケースが殆どです。
さらに、本来育成後、戦力化した時に生じる生産性が失われたと考えますと、
数千万の損失になることもあります。
企業のコンサルに入る場合、このあたりを熱を込めて話します。
そしてそのために研修が必要と説かせていただいております。
「性格は変わらない」
で済ませておく場合ではないのです。
……
それはさておき、
吉澤さん(仮称)は、迷わず2番に近い、未経験だが性格の良い人を選択されたよう。
もちろんある程度の仕事の資質があることを見極めた上で。
人の育成法を勉強中の吉澤さん。
人の育成法がわかれば、人の育成速度を早めることができます。
吉澤さん は、仕事ができるし、性格も良い人。
吉澤さんを中心に理想の職場を創っていきましょう!

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