とある飲食店主からメールが来ました。人気店でメルマガ会員さんもたくさんいるので同様のメールを受信した方も多いかと思います。
下記、原文のままに。
………………
『今日は真面目なことを書いてみます。実は、SNSやメルマガの発信を少なくしてます。
このご時世色々なことを言われます
あたたかいメッセージや
そうではないご意見
本当にいろいろ
自粛がかかっているからと
「じゃ、休業します。」
なんて大企業でもない限り、無理なわけで。
やらなかったら借金抱えて死ぬだけです。
=人に歴史あり、店にも歴史あり=
コロナショックで
窮地に立たされている飲食業界
たしかに飲食店は不特定多数のお客さんが出入りし
他のお客さんとの距離も近いかもしれません。
だから、
感染の場所となってしまうこともあり得るでしょう。
感染防止を第一に考えるならば
店を閉めて、
その感染ルートを絶つことも有効でしょう。
また、
「感染防止のためには、飲食店なんて閉めるべきだ、
こんな時にお店開けてるなんて自分勝手、非国民だ」
そんな思いの方もいらっしゃることでしょう。
でも、どうか知ってください。
人に人生という歴史があるように、
店にも歴史があるのです。
どんな小さなお店でも、
そこには店主の、
そしてたずさわった人たちの
ひたむきで血の滲むような想いが
積み重なっているんです。
店主はみな、己の人生を賭けて
自分の店を切り盛りしています。
店を続けていく
それは傍から考えるほど簡単なことではありません。
開業10年後にその店が存続している確率は
10%だそうです。
10軒OPENして、10年後には1軒しか残らない
それが商売です。
10%・・つくづく低い確率ですね。
私は8年目。
今年10月からは9年目です
病気で喩えるなら
「生存率10%」って言われたら、すなわち
「助からない」
ことを意味するでしょう。
商売ってそのくらい厳しいんです。
商売で大変なこと、いろいろあります。
嫌がらせを受けたり
休めない
労働時間が長い
人手不足に悩まされる
家族との時間がまったく取れない
お客さんからのクレーム
スタッフが言うこと聞かない
スタッフが急に辞める
商品が思うような出来にならない
オペレーションがうまく回らない
etc・・・
本当にいろいろです。
でも、
なんと言っても一番大変なのは
「お金」
もうダントツでこれです。
これに較べれば他の悩みなんて
「屁」みたいなもんです。
こればっかりは自分で商売始めた人にしか分かりません。
開業する時は、まぁなんとかなるんですよ。
目標があるからモチベーション高いし、
たいして苦にならないんです。
でも、
開店してすぐなんて、売上は安定しませんからね。
開店前にやってたシュミレーションや事業計画なんて、
なんの役にも立ちません。
そうこうしてるうちに、
資金はあっという間に底を尽きます。
商売やってると100万200万なんて
あっという間に溶けていきます。
あんなに大変な思いをして借りたお金が
いつの間にかもうないんです。
スタッフのお給料どうしよう
月末の業者さんへの支払いどうしよう
銀行への返済どうしよう
もう年がら年中、頭の中そればっかりです。
夜寝れません
身も心もボロ雑巾のようにくたくたです。
まるで地獄です
そんな地獄を歯を食いしばって耐え抜いて、
自分のすべての時間と体力と知恵を使って
どうにかこうにか軌道に乗せるんです。
どうにか10%に滑り込むんです。
そんな思いをして続けてきたお店なんですから、
なんとしても守りたい
そう思うのが人情じゃないですか。
その気持ちも想像してあげてくれませんか。
2日後に
家賃30万と電気代15万払わなきゃならないのに
口座に10万しかない、
自粛だからって簡単に休業できますか?
自分のすべてを捧げて守ってきた店を諦められるものですか?
どうか分かってください。
あのお店にも
このお店にも
そんな歴史があるんです。
小さな個人店はみんな、
そんな時期を必死に乗り越えて、
今日もそこに暖簾をかけてるんです。
普段通りに見えるかもしれませんが、決して当たり前のことではありません。
人の命がもちろん一番大事ですが
店もまた、店主の命そのものなんです。
営業することが正しいなんて言いません。
理解してくれとも言いません。
でも
せめて、知っていてください。
どのお店にも、
そんな歴史と想いが詰まっているということを。
…………
自粛がかかっているからと
「じゃ、休業します。」
なんて大企業でもない限り、無理なわけで。
やらなかったら借金抱えて死ぬだけです。
=人に歴史あり、店にも歴史あり=
コロナショックで
窮地に立たされている飲食業界
たしかに飲食店は不特定多数のお客さんが出入りし
他のお客さんとの距離も近いかもしれません。
だから、
感染の場所となってしまうこともあり得るでしょう。
感染防止を第一に考えるならば
店を閉めて、
その感染ルートを絶つことも有効でしょう。
また、
「感染防止のためには、飲食店なんて閉めるべきだ、
こんな時にお店開けてるなんて自分勝手、非国民だ」
そんな思いの方もいらっしゃることでしょう。
でも、どうか知ってください。
人に人生という歴史があるように、
店にも歴史があるのです。
どんな小さなお店でも、
そこには店主の、
そしてたずさわった人たちの
ひたむきで血の滲むような想いが
積み重なっているんです。
店主はみな、己の人生を賭けて
自分の店を切り盛りしています。
店を続けていく
それは傍から考えるほど簡単なことではありません。
開業10年後にその店が存続している確率は
10%だそうです。
10軒OPENして、10年後には1軒しか残らない
それが商売です。
10%・・つくづく低い確率ですね。
私は8年目。
今年10月からは9年目です
病気で喩えるなら
「生存率10%」って言われたら、すなわち
「助からない」
ことを意味するでしょう。
商売ってそのくらい厳しいんです。
商売で大変なこと、いろいろあります。
嫌がらせを受けたり
休めない
労働時間が長い
人手不足に悩まされる
家族との時間がまったく取れない
お客さんからのクレーム
スタッフが言うこと聞かない
スタッフが急に辞める
商品が思うような出来にならない
オペレーションがうまく回らない
etc・・・
本当にいろいろです。
でも、
なんと言っても一番大変なのは
「お金」
もうダントツでこれです。
これに較べれば他の悩みなんて
「屁」みたいなもんです。
こればっかりは自分で商売始めた人にしか分かりません。
開業する時は、まぁなんとかなるんですよ。
目標があるからモチベーション高いし、
たいして苦にならないんです。
でも、
開店してすぐなんて、売上は安定しませんからね。
開店前にやってたシュミレーションや事業計画なんて、
なんの役にも立ちません。
そうこうしてるうちに、
資金はあっという間に底を尽きます。
商売やってると100万200万なんて
あっという間に溶けていきます。
あんなに大変な思いをして借りたお金が
いつの間にかもうないんです。
スタッフのお給料どうしよう
月末の業者さんへの支払いどうしよう
銀行への返済どうしよう
もう年がら年中、頭の中そればっかりです。
夜寝れません
身も心もボロ雑巾のようにくたくたです。
まるで地獄です
そんな地獄を歯を食いしばって耐え抜いて、
自分のすべての時間と体力と知恵を使って
どうにかこうにか軌道に乗せるんです。
どうにか10%に滑り込むんです。
そんな思いをして続けてきたお店なんですから、
なんとしても守りたい
そう思うのが人情じゃないですか。
その気持ちも想像してあげてくれませんか。
2日後に
家賃30万と電気代15万払わなきゃならないのに
口座に10万しかない、
自粛だからって簡単に休業できますか?
自分のすべてを捧げて守ってきた店を諦められるものですか?
どうか分かってください。
あのお店にも
このお店にも
そんな歴史があるんです。
小さな個人店はみんな、
そんな時期を必死に乗り越えて、
今日もそこに暖簾をかけてるんです。
普段通りに見えるかもしれませんが、決して当たり前のことではありません。
人の命がもちろん一番大事ですが
店もまた、店主の命そのものなんです。
営業することが正しいなんて言いません。
理解してくれとも言いません。
でも
せめて、知っていてください。
どのお店にも、
そんな歴史と想いが詰まっているということを。
…………
以上

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