『うちの若い社員がちょっと怒るとすごくおどおどして喋れなくなるんですよ。おまけにできてないのにできてると嘘までつくんですよ。どうしたらいいですか!?』

『叱り方や言い方が悪いんでしょうか?』

とある会社社長からのご相談が。


社長は、叱り方や言い方が悪いからそこを直して、効果的な言い方を求めていました。

「社長!

そのケースは、過去に大きなトラウマやネグレクトを経験していたことがあると思います。

想像以上に心に傷を負ってるので、まずそこの理解から始めないと、状況を改善できないでしょう。」

『なになに…ネグレクト?』

ネグレクトとは、主に幼児期幼少期に、親から育児放棄や育児怠慢にあった経験です。

親から無視される。放置される。食べ物を与えられない。病院にも連れて行ってもらえない。
または、暴力、虐待を受け続け、その恐怖が心に深く傷として残ってしまうんです。

『えーそんなことがあるんですね』

何か思いあたることはありませんか?

『今のところは…』

おそらく気づかないところでも何か起こってると思います。

是非注意深く見聞きしてみてください。

今は、その社員を怒ってはいけません。

解決策は社長の愛!

少しでもできたことを褒め、少しづつ自信を持たせ、

社長がいかに社員のことを考え、思っているのか、社員にどうなってほしいのかを、愛情込めて話してください。

それを続けてください

……

それから一カ月後。

社長から社員のことでいろいろ判明したとお話がありました。

ネグレクトにあっていたこと

金銭感覚を無くしていたこと

住所不定になっていたこと

『こんなに酷い状態になってたとは…』と絶句したそうです。


社長は社員にクビを言い渡すどころか、

住む場所を与え、

住むために必要な家財を与え、

借金返済を進め、

金銭管理を手伝ってあげてるとのこと。

立ち直るきっかけを作ってあげてるようです。


いや〜素晴らしい!
実に感動的です。

一人の若者を救いましたねー

「大人だから」と全てを本人の責任にするにはあまりにも酷な話です。

「大人」であっても、人の手助けが必要です。

仕事を失うことが怖くて、現状を知られるのが怖くて本当のことが言えなかったと思います。

それを社長が、

しっかり話を聴いてあげ、

愛で接して、

現状を改善してあげる

立ち直るきっかけを与えてあげる

こんなことをなさったようです。


「社長ありがとうございます!」

こちらがお礼を言いたくなりましたよ!

……

人を憎まず、

人を裁かず、

人の出来事を憂う。


社会への奉仕は身近なところから。

社長の話からそんなことを感じました。

……

ネグレクトを含む児童虐待の相談件数は、ここ30年で、1000件強から約16万件ぐらいに増加しているようです。

ネグレクトを受けた子供達がいづれ社会に出ていきます。

その数が増加の一途。

大人になっても自分ではどうしようもないことがあります。

この時、受け皿である社会の理解が進めば、

今回の社長のように、

まず話を聞いて

理解して、

愛を表現し、

一緒に滑走路を走ってあげる


こんな方が増えてほしいと願います。


ネグレクトを受けた方が、人の愛に触れると、

想像以上にチカラを発揮するケースがよくあります。

才能が開花するイメージです。

今まで出せなかったものが出てくるわけですから、それはすごいことです。

ネグレクトを受けたことは、

きっかけさえあれば、

それは、社会で羽ばたく大きなチャンスだと思えてなりません。


先の社長のところの社員さんも、

実に素直に一生懸命に働いているようです。

……

経済格差が広がり、貧困率が上昇し続けている昨今、コロナ禍をきっかけに益々その傾向が強まっています。

ネグレクトなどを受け、心に傷を負う子供達が増えることを、

身近な人の愛のチカラで、その傷を緩和し、

さらにその子が、才能を開花していく滑走路を一緒に走ってあげる人が増えることを心から願います。


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