湘南高校男子バスケが新チームになり始めての練習試合がありました。
相手はＫ高校・・・
このチームはディフェンスのあたりが強くスピードも速い・・・シュート力もある・・・
この時期に練習試合をさせてもらうには最高の相手・・・
１８０センチ台のセンタープレーヤーもいるので、湘南の１年生センター コングにとってはとてもいい練習です。
選手を集めて言いました。
「今回のテーマはこれまで取り組んできたことを試すこと。そして次の課題を見つけること！」
スタートには３人の１年生が入りました。
大型センター ゴルゴ・・・
天然ものの オンセン・・・
センスのいい ピーコ・・・
コングはいいですねー・・・相手の２年生センターより上でしたねー・・・
彼は、小学生から中学までただ大きいからということで、ドリブル練習やロングシュートの練習などほとんどしていません・・・・
こんな才能のある選手を見た時に、いつも思います。
もっと先を見て指導してやってほしかったなー・・・と。
チームの勝利を優先しすぎるとそうなってしまうんですよね・・・
今からでも間に合うので、コングにはドリブル練習からやらせています。
この先、ロングシュートやカットイン ボールを運んでシュートまで・・・
オールラウンドの選手にしたいと考えています。
オンセンもまたいいですねー・・・
プレーは無茶苦茶です・・・・（笑）
私は自称猛獣使い・・・無茶苦茶な選手の能力を開花させるのが好きなんです・・・
この日もシュートを外して、リバウンドを取った相手からボールを奪ってまたシュートを打つ・・・外したらそのリバウンドを取ってやっと決める・・・
最初から決めとけばいいのに・・・・（笑）
・・・この手の選手はそうはいかないんです・・・
当然指導法は、「オンセン・・・１本外したら、２本目をねらえー・・・それを外したら３本目を狙えー・・・」・・・こんなふうになります。
ボールに対する嗅覚が優れているのでその点を伸ばしに伸ばし・・・
こじんまりしたプレーヤーにしないということがポイントになります・・・
時間をかけて基礎ができればオンセンの良さが倍増します・・・
ピーコ・・・・・とても素直で頭のいい選手・・・
シュートセンスが抜群です・・・（今は全く入りません・・・（笑）・・・）
能力が高いので楽しみな選手です・・・
これに２年生キャプテンの藤吉・・・
ポイントガードのコッケーが加わりますとなかなか面白いチームになります。
荒削りでシュートも入らないのに競ることができる不思議なチームです・・・
集合！
「初めての練習試合なので、最初に言っておく・・・コーチは君らを上手くするためにチームを強くするために厳しく言います・・・叱ります・・・
・・・ただ君らはいちいちへこまないように！！ ・・・・次どうするかを考えてほしい！！・・・」
あまり怒られないで育ったために、社会人になって上司に怒られて・・・そのことを咀嚼できずに会社を辞めてしまう・・・・
こんな場面がよくあります・・・。
叱る側の気持ちを教えることにより受け入れやすい（柔軟性のある）人材に育てるという思惑があります。
今日も昨日に続き練習試合・・・
・・・どんな展開になるのか楽しみです。
１年生の台頭に２年生が燃え始めています・・・
湘南高校バスケ物語
湘南高校の文化祭が終わりました・・・
再び練習モードに切り替えです。
体育館割の関係で、この日曜日は朝８：００からの練習です・・・
キャプテンの藤吉（とうきち）・・・身体能力はとても高く・・・さるのように身のこなしが早い・・・若干脳を改造中・・・・（笑）
・・・しかし最近急成長中です・・・
役職が人を作る・・・顧問のティー先生が彼に言った言葉です・・
ほんとにその通りになってきました。
藤吉は遠方から通っています・・・約１時間半・・・
・・・ですから５時半に起きることになります・・・
成長期の一番眠たい時期です・・つらいことだと思います・・・
他にも数名５時半起きがいます。
しかしこれを乗り切った彼らは大きく成長することでしょう・・・
日曜日の練習は基礎練習が中心です・・・
その中に実際のゲームで必要な足の運び（フットワーク）を組み合わせたオリジナルなメニューを追加しました・・・
筋力・・・体幹・・・前後左右の動き・・・足の運びにランを加えたものです。
・・・相当きつい練習です・・・（笑）
こんなきつい練習の時に確認することがあります。
「誰のための練習だったっけ？・・・・」
「僕達のための練習です！・・・」
・・・このやりとりで気持ちが入ります。
そしてこのきついメニューに入ります・・・生徒達は顔を真赤にしながら・・・
歯をくいしばってがんばっています・・・。
全部で３セットしますが、１セットが終わると声がなくなります・・・
ここで、「しんどい練習はどうしたら乗り越えられんだった？・・・」
こう問いかけました・・・
「励ましあうことです・・・」
・・・そうだったよな！！
しんどい時こそ励ましあう・・・それがチームだ！！
しんどい時には誰しも自分のことで精一杯・・・自分が水を飲むこと・・・自分が休むこと・・・
そんな時に、仲間を励ますことが大事なんだー！！
君らはそのことを最初に経験しただろう！
・・・なんだか「ルーキーズ」の映画に影響されたような感じになりましたが・・・（笑）
その後、「頑張ろう！！」「ファイトー〜！！」「しっかりしっかり！！」・・・
声がますます大きく響きわたりました・・・
しんどい時に励ましあう・・・
・・・こんな仲間がいたらいいだろうなー・・・・
彼らがうらやましくも感じました・・・
・・・きっといいチームになるだろうな・・・そんな予感がしてきました・・・。
再び練習モードに切り替えです。
体育館割の関係で、この日曜日は朝８：００からの練習です・・・
キャプテンの藤吉（とうきち）・・・身体能力はとても高く・・・さるのように身のこなしが早い・・・若干脳を改造中・・・・（笑）
・・・しかし最近急成長中です・・・
役職が人を作る・・・顧問のティー先生が彼に言った言葉です・・
ほんとにその通りになってきました。
藤吉は遠方から通っています・・・約１時間半・・・
・・・ですから５時半に起きることになります・・・
成長期の一番眠たい時期です・・つらいことだと思います・・・
他にも数名５時半起きがいます。
しかしこれを乗り切った彼らは大きく成長することでしょう・・・
日曜日の練習は基礎練習が中心です・・・
その中に実際のゲームで必要な足の運び（フットワーク）を組み合わせたオリジナルなメニューを追加しました・・・
筋力・・・体幹・・・前後左右の動き・・・足の運びにランを加えたものです。
・・・相当きつい練習です・・・（笑）
こんなきつい練習の時に確認することがあります。
「誰のための練習だったっけ？・・・・」
「僕達のための練習です！・・・」
・・・このやりとりで気持ちが入ります。
そしてこのきついメニューに入ります・・・生徒達は顔を真赤にしながら・・・
歯をくいしばってがんばっています・・・。
全部で３セットしますが、１セットが終わると声がなくなります・・・
ここで、「しんどい練習はどうしたら乗り越えられんだった？・・・」
こう問いかけました・・・
「励ましあうことです・・・」
・・・そうだったよな！！
しんどい時こそ励ましあう・・・それがチームだ！！
しんどい時には誰しも自分のことで精一杯・・・自分が水を飲むこと・・・自分が休むこと・・・
そんな時に、仲間を励ますことが大事なんだー！！
君らはそのことを最初に経験しただろう！
・・・なんだか「ルーキーズ」の映画に影響されたような感じになりましたが・・・（笑）
その後、「頑張ろう！！」「ファイトー〜！！」「しっかりしっかり！！」・・・
声がますます大きく響きわたりました・・・
しんどい時に励ましあう・・・
・・・こんな仲間がいたらいいだろうなー・・・・
彼らがうらやましくも感じました・・・
・・・きっといいチームになるだろうな・・・そんな予感がしてきました・・・。
湘南高校も中間考査（試験）を終えて、ようやく練習再開です・・・
意識改革の後の習慣化が次の課題です。
湘南高校は勉強がとてもたいへんなんです・・
朝課外授業・・・放課後課外授業・・・土曜日の授業（土曜サポートと・・・）
生徒達は、文化祭、合唱際、体育大会、クラスマッチ・・・など様々な行事をこなしていきます。
そしてクラブ活動があります・・・
見ていても本当にたいへんそうです・・
・・よくやってるなー・・と思います。
・・・しかし、たいへんなのは先生方もいっしょです・・・
・・・公立高校がここまでできるというのは本当に驚きです・・
先生方に敬意を表したいと思います・・・
昨日、横浜市立横浜フロンティアサイエンス高校のことがテレビで報じられていました。
・・・新設校ですが、発想の原点がすばらしく、「お金持ちじゃなくてもいい教育を受けさせてあげたい・・・」・・こんなコメントが印象に残りました・・・。
大阪の橋本知事が、「あなたは自分の子供を公立高校に通わせたいですか！？」・・・そう問いかけたシーンも頭をよぎりました・・・
身近に湘南高校を見てますと・・・このような公立高校が増えればいいなーと思います。
話がそれましたが、
しかし、これを乗り切らなければいけません・・・
以前彼らが言いました・・・
「苦しい練習も、皆が励ましてくれたら乗り越えられました・・・」と。
やはり環境作りが大切です・・・
意識の高さを持続させる・・・そして習慣化するためには環境が大切です・・・
コーチとしては、個人個人に対し、細かい配慮が必要になってきます・・
「ハリー・・・もうあきらめたのかー？・・・」
※ハリー・・・ハリネズミのようなささりそうな髪にしてきた生徒・・（笑）
「いいえ、まだレギュラーを諦めてません！！・・」
「ハリー・・・そうだ・・・お前は本来レギュラーを脅かす存在なんだ！」
・・・その後のハリーは気合が入ってましたねー・・・
「コーチ・・・俺全然だめです・・・」
・・・そんなドッチー（能力が高く意識も高いけれどどこに行くかわからないプレーヤー）には、
「問題ないよ・・・いい感じ・・・そのまま頑張れ・・・」・・・こんな言葉をかけます。
・・・深刻に考えている選手には、軽く・・・楽に・・・
一方、調子にのっている生徒には、コッケー（時間を間違えたり・・・天然なところがこっけい・・）
ディフェンスしない選手は試合に出れないぞー！！
周囲からみてもコッケーはレギュラーを確保しているように見える選手・・・
その選手が試合に出れない・・・
・・・この言葉に周りの生徒達に緊張が走ります・・・
最近、質問をしてくる生徒が増えました・・・
「ぼくのプレーはどこが悪いですか・・・？」
「どこを修正すればいいですか・・？」
・・・
いい感じになってきました・・・
彼らが今練習で一番もリ上がるのが、フリースローの練習
連続１０本（人数分）
・・・これは一人１本、責任持って入れるだけでいいという練習ですが、
・・・これがプレッシャーがかかってなかなか入りません・・・
特に最後の９−１０本目の選手にかかるプレッシャーは実践さながらの緊張感・・・
・・・これがいいんですよね・・・これが・・・
最後にクリアーした時は全員が盛り上がります・・・
一人の責任は自分のために・・・そしてチームのために・・・
自分はチームのためにある・・・
・・・それを達成した時に、チームで喜びを味わえる練習なんです・・・
こいつらはおもしろい・・・
意識改革の後の習慣化が次の課題です。
湘南高校は勉強がとてもたいへんなんです・・
朝課外授業・・・放課後課外授業・・・土曜日の授業（土曜サポートと・・・）
生徒達は、文化祭、合唱際、体育大会、クラスマッチ・・・など様々な行事をこなしていきます。
そしてクラブ活動があります・・・
見ていても本当にたいへんそうです・・
・・よくやってるなー・・と思います。
・・・しかし、たいへんなのは先生方もいっしょです・・・
・・・公立高校がここまでできるというのは本当に驚きです・・
先生方に敬意を表したいと思います・・・
昨日、横浜市立横浜フロンティアサイエンス高校のことがテレビで報じられていました。
・・・新設校ですが、発想の原点がすばらしく、「お金持ちじゃなくてもいい教育を受けさせてあげたい・・・」・・こんなコメントが印象に残りました・・・。
大阪の橋本知事が、「あなたは自分の子供を公立高校に通わせたいですか！？」・・・そう問いかけたシーンも頭をよぎりました・・・
身近に湘南高校を見てますと・・・このような公立高校が増えればいいなーと思います。
話がそれましたが、
しかし、これを乗り切らなければいけません・・・
以前彼らが言いました・・・
「苦しい練習も、皆が励ましてくれたら乗り越えられました・・・」と。
やはり環境作りが大切です・・・
意識の高さを持続させる・・・そして習慣化するためには環境が大切です・・・
コーチとしては、個人個人に対し、細かい配慮が必要になってきます・・
「ハリー・・・もうあきらめたのかー？・・・」
※ハリー・・・ハリネズミのようなささりそうな髪にしてきた生徒・・（笑）
「いいえ、まだレギュラーを諦めてません！！・・」
「ハリー・・・そうだ・・・お前は本来レギュラーを脅かす存在なんだ！」
・・・その後のハリーは気合が入ってましたねー・・・
「コーチ・・・俺全然だめです・・・」
・・・そんなドッチー（能力が高く意識も高いけれどどこに行くかわからないプレーヤー）には、
「問題ないよ・・・いい感じ・・・そのまま頑張れ・・・」・・・こんな言葉をかけます。
・・・深刻に考えている選手には、軽く・・・楽に・・・
一方、調子にのっている生徒には、コッケー（時間を間違えたり・・・天然なところがこっけい・・）
ディフェンスしない選手は試合に出れないぞー！！
周囲からみてもコッケーはレギュラーを確保しているように見える選手・・・
その選手が試合に出れない・・・
・・・この言葉に周りの生徒達に緊張が走ります・・・
最近、質問をしてくる生徒が増えました・・・
「ぼくのプレーはどこが悪いですか・・・？」
「どこを修正すればいいですか・・？」
・・・
いい感じになってきました・・・
彼らが今練習で一番もリ上がるのが、フリースローの練習
連続１０本（人数分）
・・・これは一人１本、責任持って入れるだけでいいという練習ですが、
・・・これがプレッシャーがかかってなかなか入りません・・・
特に最後の９−１０本目の選手にかかるプレッシャーは実践さながらの緊張感・・・
・・・これがいいんですよね・・・これが・・・
最後にクリアーした時は全員が盛り上がります・・・
一人の責任は自分のために・・・そしてチームのために・・・
自分はチームのためにある・・・
・・・それを達成した時に、チームで喜びを味わえる練習なんです・・・
こいつらはおもしろい・・・
湘南高校男子バスケ部も第３章に入りました。
顧問のティー先生からは３期目のコーチのオファーを受けていましたが、今回はすぐに承諾はしませんでした。
やはり最初が肝心・・・
コーチがいるのが当たり前・・・そんな風潮がチームに蔓延しますと、
依存体質・・・創意工夫しない・・・自主性が育たない・・・考える力が養われない・・・そんなマイナス面が出てきます。
そこでまず自分達だけでやってみる・・・そんな経験をあえてしてもらいました。
その間、２年生全員が私の家にやってきて、「僕達のコーチをやってください」
皆がそのような気持ちになったようです。
そのタイミングを見て、ミーティングを行いました。
テーマは「意識」を高めること。
体育館にホワイトボードを用意し、全員の目標と意識レベルを記入してもらいました。
具体的目標
・日本一
・福岡一
・福岡県ベスト４
・福岡市ベスト８（県大会出場）
・福岡市ベスト１６
・地区大会１回戦突破
・楽しめればいい
意識
・自分の限界までチャレンジする（ギリギリまで追い込む）
・必死でやる
・一生懸命やる
・頑張る
・楽しくやる
そうすると、具体的目標については、福岡県ベスト４が４人、福岡市ベスト８が１８人・・
意識については、
自分の限界までチャレンジする・・・２人
必死でやる・・・１０人
一生懸命やる・・１０人
こんな結果になりました・・・。
この時、残念ながら、キャプテンが３つめのレベルにいました・・・。
そこで一番意識の高い二人に聞きました・・・
見ての通り、このチームは君達二人とは意識に大きなズレがある・・・
君達二人が自分の限界までやろうと思っても、後の２０人が、そこまでやろうとは思っていない・・
果たして１年後に、君達に後悔はないのか・・？
どう思う・・・？
・・・「このままでは後悔すると思います・・・」
キャプテン・・・君の意識がここにあるとするなら・・・チームの頂点がここだということになるが・・・・
意識の高い二人には辛抱してもらい・・・次の１０人にも意識を下げてもらい・・・
キャプテンの意識より低いメンバーが中心となるチームになるが、それでいいのか？
「・・・・・」
ここでキャプテンが「いえ・・・ぼくの意識を上げます・・・」そんな言葉が返ってきました・・・。
みんなはどうする・・・？
「僕達も意識を上げます・・・」
じゃあ 今から平日の練習時間を想定して、４５分間で、自分の限界ギリギリまで追い込むぐらいの練習をしてごらん・・・・
コーチが、君達のコーチを引き受けるかどうかはその姿を見てからにする・・・・
その後、４５分間、彼らは今までに見たことがないぐらい必死に限界にチャレンジしました・・・・
４５分を終えて、ひとりづつ感想を聞きました。
「限界までやったらチームの雰囲気が変わり・・・・楽しかったです・・・」
「苦しい練習の時に、周りが励ましてくれて・・・乗り越えられました・・・」
「自分達が今まで必死と思っていたことが、そうではないことに気づきました・・・」
「みんなが必死にやっていて・・・ぼくはこんなチームでバスケがしたいです・・」
「ただ声を出すだけでなくて・・・技術的なことを言いあってました・・・」
・・・・こんな感想が聞けました・・・。
みんな・・・今まで限界にチャレンジした経験がないから無理もないだろう・・・
実際にやってみたら・・・経験してみたら、今みんなが経験している充実感が得られる・・・このことに気づいたんだ・・・
苦しい練習をしたのに「充実感・・・楽しかった・・・」
・・・この気持ちに成れたんだ・・・
他のメンバーに言いにくいことも言えた・・・
そして苦しいときに励ましてくれる仲間がいたから乗り越えられた・・・
・・・これがチームワークというもの・・・
意識が高いということはこうのようなことが得られるということ・・・
君らがこれを１年間続けたら・・・どんな君達に・・・どんなチームになると思う・・・？
さぞかし素晴らしいチームになるだろう・・・
かけがえのない財産を得ることになるだろう・・・
最後に、「君らのコーチを引き受けます・・・・」
具体的な目標を持つこと、意識を高く持つことの大切さを彼らが身をもって表現してくれました・・・・
意識が低いと、向上心がないばかりか・・・不平不満、愚痴や足の引っ張り合い・・・言いたいことが言えない・・・こんな現象が現れます・・・
彼らは最初のハードルを越えてくれました・・・
第３章・・・これからいろんなことが起こるでしょうが、楽しみが増えました・・・。
顧問のティー先生からは３期目のコーチのオファーを受けていましたが、今回はすぐに承諾はしませんでした。
やはり最初が肝心・・・
コーチがいるのが当たり前・・・そんな風潮がチームに蔓延しますと、
依存体質・・・創意工夫しない・・・自主性が育たない・・・考える力が養われない・・・そんなマイナス面が出てきます。
そこでまず自分達だけでやってみる・・・そんな経験をあえてしてもらいました。
その間、２年生全員が私の家にやってきて、「僕達のコーチをやってください」
皆がそのような気持ちになったようです。
そのタイミングを見て、ミーティングを行いました。
テーマは「意識」を高めること。
体育館にホワイトボードを用意し、全員の目標と意識レベルを記入してもらいました。
具体的目標
・日本一
・福岡一
・福岡県ベスト４
・福岡市ベスト８（県大会出場）
・福岡市ベスト１６
・地区大会１回戦突破
・楽しめればいい
意識
・自分の限界までチャレンジする（ギリギリまで追い込む）
・必死でやる
・一生懸命やる
・頑張る
・楽しくやる
そうすると、具体的目標については、福岡県ベスト４が４人、福岡市ベスト８が１８人・・
意識については、
自分の限界までチャレンジする・・・２人
必死でやる・・・１０人
一生懸命やる・・１０人
こんな結果になりました・・・。
この時、残念ながら、キャプテンが３つめのレベルにいました・・・。
そこで一番意識の高い二人に聞きました・・・
見ての通り、このチームは君達二人とは意識に大きなズレがある・・・
君達二人が自分の限界までやろうと思っても、後の２０人が、そこまでやろうとは思っていない・・
果たして１年後に、君達に後悔はないのか・・？
どう思う・・・？
・・・「このままでは後悔すると思います・・・」
キャプテン・・・君の意識がここにあるとするなら・・・チームの頂点がここだということになるが・・・・
意識の高い二人には辛抱してもらい・・・次の１０人にも意識を下げてもらい・・・
キャプテンの意識より低いメンバーが中心となるチームになるが、それでいいのか？
「・・・・・」
ここでキャプテンが「いえ・・・ぼくの意識を上げます・・・」そんな言葉が返ってきました・・・。
みんなはどうする・・・？
「僕達も意識を上げます・・・」
じゃあ 今から平日の練習時間を想定して、４５分間で、自分の限界ギリギリまで追い込むぐらいの練習をしてごらん・・・・
コーチが、君達のコーチを引き受けるかどうかはその姿を見てからにする・・・・
その後、４５分間、彼らは今までに見たことがないぐらい必死に限界にチャレンジしました・・・・
４５分を終えて、ひとりづつ感想を聞きました。
「限界までやったらチームの雰囲気が変わり・・・・楽しかったです・・・」
「苦しい練習の時に、周りが励ましてくれて・・・乗り越えられました・・・」
「自分達が今まで必死と思っていたことが、そうではないことに気づきました・・・」
「みんなが必死にやっていて・・・ぼくはこんなチームでバスケがしたいです・・」
「ただ声を出すだけでなくて・・・技術的なことを言いあってました・・・」
・・・・こんな感想が聞けました・・・。
みんな・・・今まで限界にチャレンジした経験がないから無理もないだろう・・・
実際にやってみたら・・・経験してみたら、今みんなが経験している充実感が得られる・・・このことに気づいたんだ・・・
苦しい練習をしたのに「充実感・・・楽しかった・・・」
・・・この気持ちに成れたんだ・・・
他のメンバーに言いにくいことも言えた・・・
そして苦しいときに励ましてくれる仲間がいたから乗り越えられた・・・
・・・これがチームワークというもの・・・
意識が高いということはこうのようなことが得られるということ・・・
君らがこれを１年間続けたら・・・どんな君達に・・・どんなチームになると思う・・・？
さぞかし素晴らしいチームになるだろう・・・
かけがえのない財産を得ることになるだろう・・・
最後に、「君らのコーチを引き受けます・・・・」
具体的な目標を持つこと、意識を高く持つことの大切さを彼らが身をもって表現してくれました・・・・
意識が低いと、向上心がないばかりか・・・不平不満、愚痴や足の引っ張り合い・・・言いたいことが言えない・・・こんな現象が現れます・・・
彼らは最初のハードルを越えてくれました・・・
第３章・・・これからいろんなことが起こるでしょうが、楽しみが増えました・・・。
湘南高校男子バスケ部 第２章 ３年生最後の公式戦
私が湘南高校男子バスケ部のコーチを引き受けた時の１年生が３年生になり、早いもので、最後の公式戦を迎えました・・・・
この子達の代はいろんな出来事があり・・・（笑）
それがゆえに最後を飾ってもらいたい・・・そんな気持ちが強くありました。
相手校は強豪校のTヶ丘高校・・・
最後の試合でくじ運が・・・
しかし、試合が始まると、前半の途中まで互角以上の戦い・・・
子供達は集中していました・・・
リバウンド・・・ディフェンス・・・精一杯の戦いで・・・後半でリードを許し・・・差が広がりました・・・
選手達は満身創痍でよく頑張りました・・・
高校生らしく、一生懸命頑張り、最後まであきらめない姿勢・・・
相手に強くファールしてしまった後、その選手の怪我をいたわる姿・・・
チームメイトを励まし応援し続ける姿・・・
高校生らしく実にさわやかな姿がコートにありました・・・
相手チームも途中メンバーを落としたものの・・・最後にはベストメンバーに戻してきました・・・
お互いの健闘をたたえあう・・・相手校からこちらへの敬意のように感じました・・・
この試合・・・３年生全員出場が叶いました・・・
それぞれが青春の１ページを刻んだことと思います・・・
実は私の息子もこのチームにいます・・・
いならしくん・・・で時々出てくる子です・・・
彼が幼稚園の頃からバスケを教え始め・・・小学校・・・中学校・・・高校・・・とコーチを引き受けることになり・・
約１２年間・・・・彼とともに人生を歩んできました・・・
福岡に縁があったのも彼がより高いレベルでバスケがしたい・・・・そんな気持ちに家族が応えた形です・・・
そんな彼に原因不明の股関節痛やひざの痛みなど、怪我になかされる時期がありました・・・
小学生のときには、全国大会出場・・・県最優秀選手・・・トロフィーや賞状、メダルの数々・・・
そしてさらに夢を抱いて新天地で挑戦中に起こった故障との戦い・・・・
一転して挫折を味わうことになりました・・・
・・・しかしそこから立ち直り、新たな方向を見つけ、全くバスケでは無名な高校を彼が選択しました・・・
・・・その仲間達と紆余曲折ありながらも・・・何かやり遂げた感があったようです・・・
「小学校から高校まで・・・よくがんばったな・・・」・・・最後にそんな声をかけてやりました・・・。
彼の人生を見てても・・・思い通りになることもある・・・思い通りにならないこともある・・・・
・・・しかしひとつのことを追いかけ、追い求めたものしか得られないものを彼は得たことでしょう・・・
もちろん親でありコーチである私も、彼のおかげで大きな宝ものを得ることができました・・・。
後悔も悔いもありません・・・
また新たな希望があります・・・
彼には「ご苦労様・・・これから好きなことやりなさい・・・」そう言いました・・・
・・・但し受験勉強が先です・・・
湘南高校男子バスケ部の第３章に入るかどうかは未定です・・・
第１章・・・第２章とご覧いただいた皆様には、高校生達の成長の跡を見ていただきありがとうございました・・・
彼らの成長や発する言葉や行動には、大人が学ぶ点もたくさんあったかと思います・・・
第３章に入るかどうかは、早めにお知らせしたいと存じます。
私が湘南高校男子バスケ部のコーチを引き受けた時の１年生が３年生になり、早いもので、最後の公式戦を迎えました・・・・
この子達の代はいろんな出来事があり・・・（笑）
それがゆえに最後を飾ってもらいたい・・・そんな気持ちが強くありました。
相手校は強豪校のTヶ丘高校・・・
最後の試合でくじ運が・・・
しかし、試合が始まると、前半の途中まで互角以上の戦い・・・
子供達は集中していました・・・
リバウンド・・・ディフェンス・・・精一杯の戦いで・・・後半でリードを許し・・・差が広がりました・・・
選手達は満身創痍でよく頑張りました・・・
高校生らしく、一生懸命頑張り、最後まであきらめない姿勢・・・
相手に強くファールしてしまった後、その選手の怪我をいたわる姿・・・
チームメイトを励まし応援し続ける姿・・・
高校生らしく実にさわやかな姿がコートにありました・・・
相手チームも途中メンバーを落としたものの・・・最後にはベストメンバーに戻してきました・・・
お互いの健闘をたたえあう・・・相手校からこちらへの敬意のように感じました・・・
この試合・・・３年生全員出場が叶いました・・・
それぞれが青春の１ページを刻んだことと思います・・・
実は私の息子もこのチームにいます・・・
いならしくん・・・で時々出てくる子です・・・
彼が幼稚園の頃からバスケを教え始め・・・小学校・・・中学校・・・高校・・・とコーチを引き受けることになり・・
約１２年間・・・・彼とともに人生を歩んできました・・・
福岡に縁があったのも彼がより高いレベルでバスケがしたい・・・・そんな気持ちに家族が応えた形です・・・
そんな彼に原因不明の股関節痛やひざの痛みなど、怪我になかされる時期がありました・・・
小学生のときには、全国大会出場・・・県最優秀選手・・・トロフィーや賞状、メダルの数々・・・
そしてさらに夢を抱いて新天地で挑戦中に起こった故障との戦い・・・・
一転して挫折を味わうことになりました・・・
・・・しかしそこから立ち直り、新たな方向を見つけ、全くバスケでは無名な高校を彼が選択しました・・・
・・・その仲間達と紆余曲折ありながらも・・・何かやり遂げた感があったようです・・・
「小学校から高校まで・・・よくがんばったな・・・」・・・最後にそんな声をかけてやりました・・・。
彼の人生を見てても・・・思い通りになることもある・・・思い通りにならないこともある・・・・
・・・しかしひとつのことを追いかけ、追い求めたものしか得られないものを彼は得たことでしょう・・・
もちろん親でありコーチである私も、彼のおかげで大きな宝ものを得ることができました・・・。
後悔も悔いもありません・・・
また新たな希望があります・・・
彼には「ご苦労様・・・これから好きなことやりなさい・・・」そう言いました・・・
・・・但し受験勉強が先です・・・
湘南高校男子バスケ部の第３章に入るかどうかは未定です・・・
第１章・・・第２章とご覧いただいた皆様には、高校生達の成長の跡を見ていただきありがとうございました・・・
彼らの成長や発する言葉や行動には、大人が学ぶ点もたくさんあったかと思います・・・
第３章に入るかどうかは、早めにお知らせしたいと存じます。
湘南高校３年生にとっては今週の土曜日・日曜日が最後の公式戦になります。
その最後の引退試合の前に、昨日一昨日と最後の合宿を行いました・・・。
この３年生の代になってからというもの、合宿や遠征が全くできませんでした・・・
いろんな出来事がありましたから・・・（笑）
しかし、最後の最後にきて・・・彼らにできることをやってあげたい・・・そんな思いと、この仲間達といっしょにやってきてよかった・・・そんな思い出を作ってもらいたいと思い、顧問のティー先生に無理をお願いし急なことですが実現できました・・・
初日は午前中は練習試合・・・
午後からは、昼の部夜の部・・・夜間の部・・・ハードなスケジュールです。
夜間の部はレクレーション感覚です・・・。
�．侫蝓璽好蹇実膕顱ΑΑ�
外したら顔にペイント・・・（笑）・・・もちろんすぐにおちるペンです・・・
・・・これが異常な盛り上がりでした・・・
写真をお見せできませんが・・・（大笑い）
��第二部は１−３年 恒例の全員参加による紅白戦です・・・
これにはいろいろ仕掛けがありまして・・・
普段目立たない子が得点すると、３点・・４点（倍）・・・・
と設定します。
そうするとその子達の出番が増え、さらにその子達が得点しますと、ギャラリーが異常な盛り上がりになります・・・
その時は普段目立たない子に声援がとび・・・拍手が巻き起こり・・・
皆、最高にいい表情になります・・・・
・・・この時、チームとしてのわけ隔てない連帯感・・・そんなさわやかな光景が目に入ってきます・・・。
・・・さらにタイムサービス・・・ポイント２倍デー・・・など盛り上げていきます・・・
その余韻さめやらぬ状況で宿に突入・・・
しっかり青春しなさい・・・
今回はそんな気持ちでした・・・
宿は 相撲部屋（大相撲九州場所）で使われるところです・・・
当然、食事の量は半端なくでてきます・・・
生徒達はカレーを２杯３杯とお代わりし・・・
高校生らしいとてもいい表情が印象的でした・・・
２日目は私は出張で参加できませんでしたが・・・
話によると生徒達が自主的に自分達の長所を最大限に生かす工夫をした練習を試みたようです・・・
自分のためのチームではない・・・
チームのために自分がある・・・
スラムダンクの言葉を最後に本当に理解し実践している子供達に・・・成長の跡が伺えました・・・。
この子達から勝ち負けという勝負より大切なものを感じるようになってきました・・・
土曜日の練習試合で相手校の先生（元湘南高校の校長先生）がおっしゃった言葉が印象に残りました・・・。
「バスケに負けても人生に勝て！！」
その最後の引退試合の前に、昨日一昨日と最後の合宿を行いました・・・。
この３年生の代になってからというもの、合宿や遠征が全くできませんでした・・・
いろんな出来事がありましたから・・・（笑）
しかし、最後の最後にきて・・・彼らにできることをやってあげたい・・・そんな思いと、この仲間達といっしょにやってきてよかった・・・そんな思い出を作ってもらいたいと思い、顧問のティー先生に無理をお願いし急なことですが実現できました・・・
初日は午前中は練習試合・・・
午後からは、昼の部夜の部・・・夜間の部・・・ハードなスケジュールです。
夜間の部はレクレーション感覚です・・・。
�．侫蝓璽好蹇実膕顱ΑΑ�
外したら顔にペイント・・・（笑）・・・もちろんすぐにおちるペンです・・・
・・・これが異常な盛り上がりでした・・・
写真をお見せできませんが・・・（大笑い）
��第二部は１−３年 恒例の全員参加による紅白戦です・・・
これにはいろいろ仕掛けがありまして・・・
普段目立たない子が得点すると、３点・・４点（倍）・・・・
と設定します。
そうするとその子達の出番が増え、さらにその子達が得点しますと、ギャラリーが異常な盛り上がりになります・・・
その時は普段目立たない子に声援がとび・・・拍手が巻き起こり・・・
皆、最高にいい表情になります・・・・
・・・この時、チームとしてのわけ隔てない連帯感・・・そんなさわやかな光景が目に入ってきます・・・。
・・・さらにタイムサービス・・・ポイント２倍デー・・・など盛り上げていきます・・・
その余韻さめやらぬ状況で宿に突入・・・
しっかり青春しなさい・・・
今回はそんな気持ちでした・・・
宿は 相撲部屋（大相撲九州場所）で使われるところです・・・
当然、食事の量は半端なくでてきます・・・
生徒達はカレーを２杯３杯とお代わりし・・・
高校生らしいとてもいい表情が印象的でした・・・
２日目は私は出張で参加できませんでしたが・・・
話によると生徒達が自主的に自分達の長所を最大限に生かす工夫をした練習を試みたようです・・・
自分のためのチームではない・・・
チームのために自分がある・・・
スラムダンクの言葉を最後に本当に理解し実践している子供達に・・・成長の跡が伺えました・・・。
この子達から勝ち負けという勝負より大切なものを感じるようになってきました・・・
土曜日の練習試合で相手校の先生（元湘南高校の校長先生）がおっしゃった言葉が印象に残りました・・・。
「バスケに負けても人生に勝て！！」
先週の土曜日、公式戦がありました。
３年生にとっては、引退前の最初の大会予選です・・・
実は３日前のこと・・・
練習中にエースのいならしくんが他の生徒と強くぶつかり頭を強打し、救急車で運ばれるというハプニングがありました・・・
手足がしびれた状態で力が入らず心配をしていましたが・・・
集中治療室にて治療・検査した結果、脳や首の骨には異常がないとのことでほっと安堵しました・・・
しかし、試合には間に合いそうにありません・・・
翌日、心配していた他の生徒に話しました・・・
「いならしは試合には出れそうにない・・・これまで彼がチームを引っ張ってきたが
・・・・本人が一番くやしいと思う・・・
（神妙な雰囲気・・・・で聞いていました・・・）
さあ・・みんなどうする・・・？
いならしがいなくても勝つという気持ちがあるのか・・
彼の分まで頑張ろうという気持ちがあるのか・・・」
この問いかけに、チーム全員の目の色が変わりました・・・
いならしが出れないという絶望感から・・・・俺たちで頑張ろう・・・いならしのためにも・・・そんな顔になっていました・・・」
「俺たちで頑張ります・・・よし練習！！・・・」
そんな予期せぬ出来事がありながら・・・・試合に臨みました・・・。
相手は大型１９０センチ台のセンター２枚を擁する強豪K高校・・・
いいガードにシューターが揃っています・・・
かなりの強敵です・・・
この試合・・・いならしくんが、「ぼく出ます・・・やれるところまでやります・・・」
そう言ってきました・・・
短時間でも彼の存在は大きく彼は出場しました・・・
頭の痛みが残り・・・左手の握力が弱く・・・左足に力が入りません・・・
それでも３ポイントを決め・・・レイアップシュートを決めます・・・
その姿は痛々しくもあり・・・
チームのためにここまでやろうとする彼の姿には感動しました・・・
新一年生も孤軍奮闘・・・がんばりました・・・・
皆がひとつになり最後まであきらめずに頑張りました・・・
試合には負けましたが・・・
彼らのがんばりに心から敬意を表したいと思いました・・・
さあ２週間後は最後の最後の大会です。
気持ちを切れ変えて子供達とともに臨もうと思います。
３年生にとっては、引退前の最初の大会予選です・・・
実は３日前のこと・・・
練習中にエースのいならしくんが他の生徒と強くぶつかり頭を強打し、救急車で運ばれるというハプニングがありました・・・
手足がしびれた状態で力が入らず心配をしていましたが・・・
集中治療室にて治療・検査した結果、脳や首の骨には異常がないとのことでほっと安堵しました・・・
しかし、試合には間に合いそうにありません・・・
翌日、心配していた他の生徒に話しました・・・
「いならしは試合には出れそうにない・・・これまで彼がチームを引っ張ってきたが
・・・・本人が一番くやしいと思う・・・
（神妙な雰囲気・・・・で聞いていました・・・）
さあ・・みんなどうする・・・？
いならしがいなくても勝つという気持ちがあるのか・・
彼の分まで頑張ろうという気持ちがあるのか・・・」
この問いかけに、チーム全員の目の色が変わりました・・・
いならしが出れないという絶望感から・・・・俺たちで頑張ろう・・・いならしのためにも・・・そんな顔になっていました・・・」
「俺たちで頑張ります・・・よし練習！！・・・」
そんな予期せぬ出来事がありながら・・・・試合に臨みました・・・。
相手は大型１９０センチ台のセンター２枚を擁する強豪K高校・・・
いいガードにシューターが揃っています・・・
かなりの強敵です・・・
この試合・・・いならしくんが、「ぼく出ます・・・やれるところまでやります・・・」
そう言ってきました・・・
短時間でも彼の存在は大きく彼は出場しました・・・
頭の痛みが残り・・・左手の握力が弱く・・・左足に力が入りません・・・
それでも３ポイントを決め・・・レイアップシュートを決めます・・・
その姿は痛々しくもあり・・・
チームのためにここまでやろうとする彼の姿には感動しました・・・
新一年生も孤軍奮闘・・・がんばりました・・・・
皆がひとつになり最後まであきらめずに頑張りました・・・
試合には負けましたが・・・
彼らのがんばりに心から敬意を表したいと思いました・・・
さあ２週間後は最後の最後の大会です。
気持ちを切れ変えて子供達とともに臨もうと思います。
湘南高校男子バスケ部も盛り上がってきました・・・
練習に取り組む姿勢も一変し・・・
それぞれが課題を見つけ、課題を克服するためにはどうしたらいいのか・・・
どのような練習をしたらいいのか・・・そのためには誰の協力が必要でどのように協力してもらうといいのか・・・・
こんなことを考え、実行する子供達に成長していました・・・
メンバーの主力選手の一人、次郎長くん・・・
彼はいならしくんのキラーパスをキャッチできません・・・
その結果、相手にボールを奪われ、逆に得点を許す場面が多々ありました・・・
これまでの次郎長くんは、「ごめんごめん・・・」で済ませていました・・・。
ところが、彼がこんなセリフを言ったそうです。
『俺の顔面を狙ってパスを出してくれ・・・俺は絶対後ろに逸らさんけん・・・
顔面で止めてでもキャッチするけん・・・」
そこにはチームの仲間にパスを出してもらい、必死で練習する彼の姿がありました・・・
・・・この姿は感動的でした・・・
子供達は時間がかかりますが、成長していくんですよね・・・
嬉しかったですねー・・・
手がかかった子ほど可愛く感じるんですね・・・ほんとに。
このタイミングで皆を集めて話をしました。
「１１日には公式戦がある。この公式戦はどことどこが試合をするのか・・・
湘南高校男子バスケット部・・・１−３年全員と相手校との対戦・・・
試合でユニフォームを着るのは１５人・・・このメンバーはチームを代表してユニフォームを着る・・・そしてゲームに出る人間はさらにチームを代表して試合に挑む・・・
・・・ここにいる全員の結晶なんだ・・・
ユニフォームを着れるもの着れないもの・・・・
試合に出れるもの出れないものがいる・・・
しかし、１年から３年まで君達一人一人がチームの一員としてチームのために何ができるかを考え、それを実行することが大事なんだ・・・」
・・・こんな話をしました。
その時の様子から・・・彼らはちゃんとわかっているなー・・・そう感じました・・。
こんなに頑張り始めた彼らに大きな大きなプレゼントが天から降ってきました・・・
それは、新入生・・・身長１８○センチ 横幅もガッチリしていて 能力も高い完成度が高い待望のビッグセンターが入って来たのです・・・・。
まさしく奇跡ですねー・・・
・・・こんな選手がいたなんて・・・
しかも湘南高校に来るなんて・・・
信じられません・・・
みんな・・・頑張ってたらいいことがあるんだなー
一生懸命やってたらいいことあるんだよなー・・・
彼の出現でチームがますます変わりました・・・
「なんだかいけそうな気がする〜」・・・（笑）
チーム全体にそんな雰囲気が漂ってきました・・・。
練習に取り組む姿勢も一変し・・・
それぞれが課題を見つけ、課題を克服するためにはどうしたらいいのか・・・
どのような練習をしたらいいのか・・・そのためには誰の協力が必要でどのように協力してもらうといいのか・・・・
こんなことを考え、実行する子供達に成長していました・・・
メンバーの主力選手の一人、次郎長くん・・・
彼はいならしくんのキラーパスをキャッチできません・・・
その結果、相手にボールを奪われ、逆に得点を許す場面が多々ありました・・・
これまでの次郎長くんは、「ごめんごめん・・・」で済ませていました・・・。
ところが、彼がこんなセリフを言ったそうです。
『俺の顔面を狙ってパスを出してくれ・・・俺は絶対後ろに逸らさんけん・・・
顔面で止めてでもキャッチするけん・・・」
そこにはチームの仲間にパスを出してもらい、必死で練習する彼の姿がありました・・・
・・・この姿は感動的でした・・・
子供達は時間がかかりますが、成長していくんですよね・・・
嬉しかったですねー・・・
手がかかった子ほど可愛く感じるんですね・・・ほんとに。
このタイミングで皆を集めて話をしました。
「１１日には公式戦がある。この公式戦はどことどこが試合をするのか・・・
湘南高校男子バスケット部・・・１−３年全員と相手校との対戦・・・
試合でユニフォームを着るのは１５人・・・このメンバーはチームを代表してユニフォームを着る・・・そしてゲームに出る人間はさらにチームを代表して試合に挑む・・・
・・・ここにいる全員の結晶なんだ・・・
ユニフォームを着れるもの着れないもの・・・・
試合に出れるもの出れないものがいる・・・
しかし、１年から３年まで君達一人一人がチームの一員としてチームのために何ができるかを考え、それを実行することが大事なんだ・・・」
・・・こんな話をしました。
その時の様子から・・・彼らはちゃんとわかっているなー・・・そう感じました・・。
こんなに頑張り始めた彼らに大きな大きなプレゼントが天から降ってきました・・・
それは、新入生・・・身長１８○センチ 横幅もガッチリしていて 能力も高い完成度が高い待望のビッグセンターが入って来たのです・・・・。
まさしく奇跡ですねー・・・
・・・こんな選手がいたなんて・・・
しかも湘南高校に来るなんて・・・
信じられません・・・
みんな・・・頑張ってたらいいことがあるんだなー
一生懸命やってたらいいことあるんだよなー・・・
彼の出現でチームがますます変わりました・・・
「なんだかいけそうな気がする〜」・・・（笑）
チーム全体にそんな雰囲気が漂ってきました・・・。
湘南高校の２年生もいよいよ４月から３年生。
県大会に進めないかぎり、４月で引退となります。
ここにきて、まとまりのなかったチームがまとまってきました。
彼らはまさしく草食系？の集まり。
人間関係を壊すのがいやで、互いに言いたいことが言えません・・・
その結果、チームに団結力（結束力）がなかなか生まれませんでした。
私の願いは彼らが最後の試合で、このチームで、この仲間とバスケをやれて良かったと心から思ってくれることです。
大人になればそれでなくても表面上（上辺）の付き合いをしなければならない場面が多くなるのに、この年代から相手の腹の中をさぐるような、または表面的な人間関係をしてほしくないと思います。
先日のこと、ついに迎撃ミサイルを撃ち込みました・・・（笑）
８人に２年生（新３年生）一人づつの思い（気持ち）を代弁して言いました。
キャプテンはチームメイトを信じると言って、内心「だめだ・・・無理だ・・・」と思ってるだろう・・・
副キャプテンも同じ気持ちだろう・・・
その気持ちがプレーに出ている・・・プレーに妥協が出ているんだ・・・
○○・・・君は分かっていても注意をしないだろう・・・
○○・・・お前は自分のプレーに自信がないからと言って、いつもだんまり・・・
プレーの上手い下手は関係ないといっただろう・・・
お前は遅くに入部してきてプレーに自信がないだろうが、人一倍頑張ってきた・・・しかし自分からチームに溶け込もうとしない・・
それでチームが成り立つのか・・・
○○・・・お前はこのままだと取り返しがつかないことをするぞ・・・
今は取り返しがつくが・・・
○○・・・お前は以前チームに迷惑をかけた時に、何と言って戻ってきた・・・
「ぼくはチームのために精一杯できることをします・・・」
・・・そう言ったはずだが・・・なんだこのざまは！・・・
○○・・・お前もそうだったよな・・・
もうあの時の言葉を忘れたか・・・
○○・・・お前は常に人に流される・・・試合に出れなかったら声も出さなくなる・・・そんなことでチームプレーができるのかー・・・
全く無言・・・
全てを見透かされた・・・そんな雰囲気でした・・・。
ここでもう一度聞く・・・「君らの目標は？」
・・・ベスト８です・・・
そうだったな・・・その高い目標があったんだよな・・・
今のままで、それぞれが言いたいことも言えず、何を考えているのか分からない状況で、チームが一つになれるのか・・・
どうなんだ・・・
高い目標を持ち、お互いに信頼できれば、もっとこうしよう・・あーしよう・・・と言い合えるはずだ！
・・・何も恐れることはないはずだ・・・
○○・・・コーチはお前を人間的に尊敬しているぞ・・・
お前はプレーは上手くないかもしれないが、練習を頑張る姿は尊敬に値する人間だ！
（・・・・この言葉に彼は初めて大粒の涙をこぼしました・・・）
○○・・・お前はちゃんと考えて行動できる人間・・・どうしたらいいのかもわかる人間なんだ・・・自信を持っていいなさい・・・
コーチは君も尊敬しているぞ・・・
（・・・彼もこの言葉でぐちゃぐちゃになるぐらい泣いていました・・・）
みんな頑張っているんですよねー・・・
ただ、コミュニケーションの取り方がわからないんですよね・・・
どうだ！キャプテン副キャプテンを中心に、一つの目標に向かって、互いに信頼しあい、言い合い・・・残りの１ヶ月、悔いのないバスケットをやったらどうだ・・・
そう話しました。
彼らは言いました・・・「僕達が引退まで・・・コーチを続けてください・・・」
私は、「わかった」・・・そう静かに答え、彼ら一人一人の方をたたいていきました。
・・・本当は一人一人抱きしめてやりたかったぐらいですが・・・
その後、練習風景が一変しました。
今まで見たことの無い「まとまり」のある光景です。
それぞれが、チームのため、チームの目標のため、自分が何をすべきかを考えて練習している姿がありました・・・。
顧問の先生に、「やっとチームになってきましたねー」と話しました。
お互い安堵の表情を浮かべながら・・・・
県大会に進めないかぎり、４月で引退となります。
ここにきて、まとまりのなかったチームがまとまってきました。
彼らはまさしく草食系？の集まり。
人間関係を壊すのがいやで、互いに言いたいことが言えません・・・
その結果、チームに団結力（結束力）がなかなか生まれませんでした。
私の願いは彼らが最後の試合で、このチームで、この仲間とバスケをやれて良かったと心から思ってくれることです。
大人になればそれでなくても表面上（上辺）の付き合いをしなければならない場面が多くなるのに、この年代から相手の腹の中をさぐるような、または表面的な人間関係をしてほしくないと思います。
先日のこと、ついに迎撃ミサイルを撃ち込みました・・・（笑）
８人に２年生（新３年生）一人づつの思い（気持ち）を代弁して言いました。
キャプテンはチームメイトを信じると言って、内心「だめだ・・・無理だ・・・」と思ってるだろう・・・
副キャプテンも同じ気持ちだろう・・・
その気持ちがプレーに出ている・・・プレーに妥協が出ているんだ・・・
○○・・・君は分かっていても注意をしないだろう・・・
○○・・・お前は自分のプレーに自信がないからと言って、いつもだんまり・・・
プレーの上手い下手は関係ないといっただろう・・・
お前は遅くに入部してきてプレーに自信がないだろうが、人一倍頑張ってきた・・・しかし自分からチームに溶け込もうとしない・・
それでチームが成り立つのか・・・
○○・・・お前はこのままだと取り返しがつかないことをするぞ・・・
今は取り返しがつくが・・・
○○・・・お前は以前チームに迷惑をかけた時に、何と言って戻ってきた・・・
「ぼくはチームのために精一杯できることをします・・・」
・・・そう言ったはずだが・・・なんだこのざまは！・・・
○○・・・お前もそうだったよな・・・
もうあの時の言葉を忘れたか・・・
○○・・・お前は常に人に流される・・・試合に出れなかったら声も出さなくなる・・・そんなことでチームプレーができるのかー・・・
全く無言・・・
全てを見透かされた・・・そんな雰囲気でした・・・。
ここでもう一度聞く・・・「君らの目標は？」
・・・ベスト８です・・・
そうだったな・・・その高い目標があったんだよな・・・
今のままで、それぞれが言いたいことも言えず、何を考えているのか分からない状況で、チームが一つになれるのか・・・
どうなんだ・・・
高い目標を持ち、お互いに信頼できれば、もっとこうしよう・・あーしよう・・・と言い合えるはずだ！
・・・何も恐れることはないはずだ・・・
○○・・・コーチはお前を人間的に尊敬しているぞ・・・
お前はプレーは上手くないかもしれないが、練習を頑張る姿は尊敬に値する人間だ！
（・・・・この言葉に彼は初めて大粒の涙をこぼしました・・・）
○○・・・お前はちゃんと考えて行動できる人間・・・どうしたらいいのかもわかる人間なんだ・・・自信を持っていいなさい・・・
コーチは君も尊敬しているぞ・・・
（・・・彼もこの言葉でぐちゃぐちゃになるぐらい泣いていました・・・）
みんな頑張っているんですよねー・・・
ただ、コミュニケーションの取り方がわからないんですよね・・・
どうだ！キャプテン副キャプテンを中心に、一つの目標に向かって、互いに信頼しあい、言い合い・・・残りの１ヶ月、悔いのないバスケットをやったらどうだ・・・
そう話しました。
彼らは言いました・・・「僕達が引退まで・・・コーチを続けてください・・・」
私は、「わかった」・・・そう静かに答え、彼ら一人一人の方をたたいていきました。
・・・本当は一人一人抱きしめてやりたかったぐらいですが・・・
その後、練習風景が一変しました。
今まで見たことの無い「まとまり」のある光景です。
それぞれが、チームのため、チームの目標のため、自分が何をすべきかを考えて練習している姿がありました・・・。
顧問の先生に、「やっとチームになってきましたねー」と話しました。
お互い安堵の表情を浮かべながら・・・・
湘南高校男子バスケ部の３年生の卒業式が昨日ありました。
仕事の都合で式には参加できませんでしたが、湘南高校男子バスケ部シリーズ第１章の主役達です。
彼らとの思い出は、宝ものです。
ほんとにいいやつらでした。
はじめはむちゃくちゃでした・・・（笑っちゃうぐらいに・・・）
感情をコントロールできない子
自己主張の激しい子
自分を表現できない子
自信のない子
挫折した子
チームプレーができない子
すぐに落ち込む子
etc・・・
このような子達が、ベスト８を目標に１年かけて成長していく姿はまさに感動的でした。
最後の公式戦で惜しくも８入りを逃しましたが、練習試合では８の実力のあるチームを倒すまでになりました。
彼らが学んだことはたくさんあったと思います。
自分を成長させること
自分を見失わないこと
けっして最後まで諦めないこと
自分がチームに与える影響
長所を生かすということ
仲間を大切にするということ
人の気持ちを考えるということ
努力が実を結ぶということ
一人一人の顔が浮かんできます。
卒業式で、１２年間無遅刻無欠席で表彰された子がいます。
彼は、本当に努力家でした。
常に声を出し、仲間を励まし続けました。
試合に出れる時間は少なかったですが、人間的には最高でした。
そんな彼が卒業式に表彰されたと聞き、本当に嬉しく思いました。
こんな形でご褒美があるんですね・・・
彼らは全員進学の予定です。
４年後には、社会人になるわけですが、社会人としての基礎を身につけてくれたと思います。
私は、コーチとして彼らの将来をイメージしながら接してきましたので・・・
このまま素直にまっすぐ進んでもらいたいと思います。
よく考えれば、皆最初は素直でまっすぐなんですよね・・
それが社会の歪みの中でもまれて、バランスを崩したり、挫折したり、それを乗り越えて成長したり・・・
いろんなドラマが待っているんですよね・・・
これから彼らが作るドラマを見届けたいと思います。
仕事の都合で式には参加できませんでしたが、湘南高校男子バスケ部シリーズ第１章の主役達です。
彼らとの思い出は、宝ものです。
ほんとにいいやつらでした。
はじめはむちゃくちゃでした・・・（笑っちゃうぐらいに・・・）
感情をコントロールできない子
自己主張の激しい子
自分を表現できない子
自信のない子
挫折した子
チームプレーができない子
すぐに落ち込む子
etc・・・
このような子達が、ベスト８を目標に１年かけて成長していく姿はまさに感動的でした。
最後の公式戦で惜しくも８入りを逃しましたが、練習試合では８の実力のあるチームを倒すまでになりました。
彼らが学んだことはたくさんあったと思います。
自分を成長させること
自分を見失わないこと
けっして最後まで諦めないこと
自分がチームに与える影響
長所を生かすということ
仲間を大切にするということ
人の気持ちを考えるということ
努力が実を結ぶということ
一人一人の顔が浮かんできます。
卒業式で、１２年間無遅刻無欠席で表彰された子がいます。
彼は、本当に努力家でした。
常に声を出し、仲間を励まし続けました。
試合に出れる時間は少なかったですが、人間的には最高でした。
そんな彼が卒業式に表彰されたと聞き、本当に嬉しく思いました。
こんな形でご褒美があるんですね・・・
彼らは全員進学の予定です。
４年後には、社会人になるわけですが、社会人としての基礎を身につけてくれたと思います。
私は、コーチとして彼らの将来をイメージしながら接してきましたので・・・
このまま素直にまっすぐ進んでもらいたいと思います。
よく考えれば、皆最初は素直でまっすぐなんですよね・・
それが社会の歪みの中でもまれて、バランスを崩したり、挫折したり、それを乗り越えて成長したり・・・
いろんなドラマが待っているんですよね・・・
これから彼らが作るドラマを見届けたいと思います。
